外張断熱
OUTER INSULATION
外張断熱とは
柱や梁など構造材の屋外に向いた面に断熱層を設置することをいいます。柱と柱の間を断熱層とする充填断熱に比べ、更に建物の外側に断熱層があるため、より高い断熱効果が得られることが特徴です。
アイジースタイルハウスの外張断熱は、断熱材自体が外壁の下地も兼ねており、建物の軽量化やコストダウンにも貢献しています。
ネオポールとは外張断熱材・外張断熱工法
上海万博や南極の昭和基地にも使用されるほど断熱性に優れたドイツ生まれの外張断熱材、ネオポール。
断熱のみならず耐久性や安全性にも優れ、さらには、外壁の下地材としての機能も兼ね備えています。
このネオポールを使用した外張断熱工法が、アイジースタイルハウスの標準仕様です。
アイジースタイルハウスの住宅建築には外断熱材に
ドイツ生まれの高断熱材『ネオポール』を採用しています。
アイジースタイルハウスの住宅建築に採用している外断熱材:ドイツ生まれの高断熱材"ネオポール"。
優れた断熱性能を持っているだけではなく、外壁下地材としても使用できる建築材料です。
「外断熱材なのに、外壁下地材として?」と思われるかもしれません。
この工法は、建築物の外側全体をすっぽりと断熱材で覆い、その上に遮熱塗料で仕上げを行うことで、サイディングなどの外壁材と比べて非常に軽量で、建築物への負担が少ない外壁になり、地震の際に脱落しにくいというメリットもあります。外壁に隙間なく外断熱パネル:ネオポールを張ることで、熱が侵入する通り道を塞ぎ、合理的な断熱が可能になります。
また、練り込まれている特殊なカーボンが鏡のように熱線を反射することで、断熱効果を高め建物からの熱の損失を防ぎます。地球のオゾン層を破壊するフロンを含まないため、環境にもやさしいハイテク建築技術の断熱材です。
もとになっているEPS断熱パネルは南極の昭和基地の建築に採用され、40年後の断熱効果試験でもほとんど劣化が見られなかった優秀な建築材です。そのEPSパネルよりも、 断熱性能でいうと約1.3倍の性能を持つネオポールを外張断熱に採用し、建築物の構造体そのものを守っています。 このページでは、その外断熱材:"ネオポール"について詳しく紹介させていただきます。
外断熱材:ネオポールは外壁塗り下地と
断熱材を一体化した外断熱パネルです。
外断熱材:ネオポールは、新防火基準を満たした、国土交通大臣の30分防火構造を取得しています。 雨水は通さず、空気は通す特殊な素材「ビース法ポリエスチレンフォーム保温板4号」を使用。
製造時にフロンが発生しないエコ商品です。 また、断熱性能が高いため、今社会問題となっているCo2排出の削減に有効な冷暖房のエネルギー効率の向上(光熱費削減)など、住宅建築において数々の優れた特徴も持っています。
ネオポールの優れた6つの特徴
2結露防止効果
2結露防止効果
ネオポールは、雨水を通さず空気は通すので、建築物の寿命を縮める大きな要因の内部結露を防ぎ、シックハウスの原因となるカビ・ダニの発生する要因を減少させ、建築物の柱などの構造材も湿気を帯びにくいため、湿気を好むシロアリの住みにくい環境を作り、建築物が長持ちします。また、一般的な内断熱材として使われているグラスウールなどのように、ネオポールは湿気により吸水・垂下しないので、断熱性能の経年劣化が少なくてすみます。
3省エネ効果
建築物の中に夏の熱気や、冬の冷気が入る前に建物をまるごと外気から遮断してしまう外断熱。建築物が外気温に左右されにくく、室内温度がほぼ一定に保たれます。それゆえ冷暖房の省エネルギー化をはかり、光熱費を削減し快適な住居空間を作ります。
また、ドイツ生まれのカーボン配合ビーズを原料としたEPSボード「ネオポール」を使用しており、カーボンを配合することにより、従来のEPSボードにはない外部の熱線を反射する性能が加わり、断熱性能が30%も高くなった、他に類を見ない外断熱材です。
建築物が出来上がってからは目に見えない断熱材ですが、光熱費には、目に見える差が付きます。これからの住宅建築には、省エネに貢献する断熱はとても重要と考えて、安易に安価な断熱材を使わず、よりよい物を探し続け、さらにできるだけローコストにご提供できるように努力しています。
建築物の中に夏の熱気や、冬の冷気が入る前に建物をまるごと外気から遮断してしまう外断熱。建築物が外気温に左右されにくく、室内温度がほぼ一定に保たれます。それゆえ冷暖房の省エネルギー化をはかり、光熱費を削減し快適な住居空間を作ります。
また、ドイツ生まれのカーボン配合ビーズを原料としたEPSボード「ネオポール」を使用しており、カーボンを配合することにより、従来のEPSボードにはない外部の熱線を反射する性能が加わり、断熱性能が30%も高くなった、他に類を見ない外断熱材です。
建築物が出来上がってからは目に見えない断熱材ですが、光熱費には、目に見える差が付きます。これからの住宅建築には、省エネに貢献する断熱はとても重要と考えて、安易に安価な断熱材を使わず、よりよい物を探し続け、さらにできるだけローコストにご提供できるように努力しています。
4高い環境保全性
4高い環境保全性
ネオポールは、炭化水素系発泡剤を使用して発泡成形される発泡プラスチックで、パネル自体が燃焼を継続しない性質(自己消火性)を持っています。
発泡成形後のネオポールは、気泡の内部が空気に置換されて安定します。気泡内部が空気であるため、代替フロンなどを使用する断熱材に比べて、オゾン層を破壊せず、地球温暖化係数が小さいとされている発泡剤を使用する、環境保全に配慮した発泡プラスチック断熱材です。
5耐久性
南極で40年経過した建築物のEPS外断熱材は、非常に厳しい使用環境にもかかわらず、断熱性が建築当初の性能に比べほとんど劣化していないことが報告されています。
6低コストを実現
一般的にオプションになったりと、高価なイメージのある通常の外断熱乾式工法に比べ、性能も良く、軽量で作業効率の高いネオポールを使用した外断熱工法により、必要な建築コストを大幅に削減できます。
なぜサイディングは使用しないのか
■ サイディングとは
日本国内では、サイディングは安価で、建築作業がし易いため、多くのハウスメーカーや建築会社で好まれて使用され、その使用率は約8割を占めます。 一方、海外では、住宅建築には出来るだけ工業製品ではなく、本物の素材を使用し長く住むことができる建築を考えている為、サイディングは、輸出大国の日本の商品でも全く海外に輸出されていません。
■ 建築後10年以内に外壁全体の劣化
サイディングの外壁の表面の塗膜が劣化し、外壁を触るとチョークの粉のように手に付くことをチョーキング現象といいます。この現象を放置しておくと、サイディングが雨水を吸い込んで建築物(住宅)の劣化が加速してしまいます。
■ サイディングの割れ・全体の反り・ゆがみ
一般的なサイディングは建築物(住宅)全体で約3~4トン(外壁面積200m2)の重量がかかります。 そのため、人の体に感じない軽微な揺れでも建築物(住宅)自体に大きな負担がかかり、上記のような現象が起き、外壁からの雨漏りや劣化の原因となってしまいます。また、地震時の建築物への負担も大きく、ひび割れや脱落の可能性もあります。
■ コーキングの破損・剥がれ・裂け
サイディングとサイディングの間の隙間を埋めるため、コーキングというシール材を使います。
このコーキングは、 建築後3~7年すると硬化し、切れてしまうことがあり、外壁からの雨漏りの原因となってしまいます。
■ 雨漏りによる腐食。サイディング・合板下地による内部結露
建築物の外壁の劣化現象に気づかず、早急な対処(メンテナンス)が出来なかったり、間違った断熱施工をしてしまうと、目に見えない建築構造躯体(柱・土台・梁・筋交い)が著しく劣化してしまいます。
「新築時の正しい施工が如何に大切か。建築材料の選定がどれだけ重要か・・・。」私たちはメンテナンスやリフォームを通じ多くのお宅(建築物)を見ているので、工業化製品が建築後15~30年経ったらどうなるか知っています。
理想の断熱工法
~断熱×遮熱×調湿×透湿
=調湿+高気密高断熱~
- ①壁内断熱材「セルロースファイバー」
- ②外壁断熱材「ネオポール」
- ③遮熱塗り壁材「遮熱漆喰」
- ④室内塗り壁材「スペイン漆喰」