理念・コンセプト
CORPORATE IDENTITY & CONCEPT
私たちが伝えたいこと
- iG Style House’s concept -
いい時間は、
いい場所がつくる
今、私たちが造っているのは、家という箱ではありません。
私たちが提供したい、造りたいものは
「いい時間を手に入れることができる空間」なのです。
それは、「心地良さ」であり、それを実現するための「環境」というとわかりやすいかもしれません。どんな環境にいるのか、そして、どんな時間を過ごすのかで人生は決まる。大げさな思想ではなく、本気でそう思っています。どんな環境で子を育み、どんな環境の中で年を重ね、晩年を過ごし、そしてその生を終えるのか。すなわちどんな環境でどんな時間を過ごすのか。
では、いい環境とは何なのか。
環境を大別すると、「健康」・「快適」・「安心・安全」になりますが、
それらは一過性のものであってはならないと考えます。
ずっと健康、ずっと快適、ずっと安心・・・。
"ずっと○○"
この価値の持続にこそ意義があり、意味ある生活が約束されるのだと思います。
そして、その信念を私たちの仕事の細部にまで染み渡らせていきたいと思っています。
私たちの造る家には、全くと言っていいほど接着剤や化学溶剤は使われていません。長い年月が経ち、それらが私たちの心や体、住宅の耐久性や健康を蝕んでしまうことを知っているからです。
そのために、今、考えうるだけの全てをつぎ込みました。
そして、心地良い環境を造るものは、自然のものをそのままに使う暮らし、最低限の加工しかせず、地球の育みをそのまま使う暮らし。そう言えるのだと思います。
これが私たちの提唱する
世界基準の家なのです。
一方でそれらは、使い捨て文化へのわずかな抵抗かもしれません。
永く愛される住宅を造ることで、日本の良き文化を後世に残すことができる。
そう考えます。
こんなもんでいいか、というファスト系の価値観から、
大切に守り伝えられてきた伝統文化、価値観やこだわりを大切にする文化的価値観へのシフトも、私たちモノづくりをする会社の使命なんだと思います。
家で過ごす時間が他の場所に負けてしまったり、単なる寝場所になってしまうと、スクラップ&ビルドを基本としていた産業構造に逆戻りするだけになってしまい、感性やモノづくり、地域の経済や良質な家づくりも失われていきます。
住宅を"消費するモノ"から、
"楽しい時間を経験することで豊かさが醸成されていく空間"へ。
そんな心地良い環境を創っていきます。
アイジースタイルハウスが考える
世界基準の健康住宅とは
家にいる、ただそれだけで病気になってしまうシックハウス症候群。
また、人が不快な環境は微生物やウイルスにとっては快適な環境となり、
知らない間に健康状態を悪化させます。
その原因は新建材や造り方など、現代の家づくりそのものにあります。
新建材と呼ばれる工業製品をふんだんに使った家づくりは、強度の出しやすさ、作業性の良さ、低コストなどのメリットもたくさんあり、「建てる側」にとってはとても都合の良い素材ですが、一方で住宅の短命化、夏暑く冬寒いという不快さ、アトピーやアレルギーなどの症状を引き起こすなど、多くの代償やリスクも含んでいます。
私たちは、それを見て見ぬふりすることができず、
「体に悪影響を与える新建材、長持ちしない工法は採用しない。」という家づくりを選択しました。
自然素材は工業製品のように性能を数値化することが難しい材料です。しかし、ようやく確かな調査によって効果を実証できるようになりました。私たちのつくる自然素材と断熱にとことんこだわった住まいが、様々な調査項目で一般的な住宅や大手メーカーより、すべての項目で優れていることが分かったのです。
2014年からの5年以上に渡る国の調査によって、温熱環境に優れた住居の健康への効果が実証されつつあります。これは、私たちのつくる温熱環境にとことんこだわった住まいが、居住者の健康面をより良くする上で優れていることの裏付けと言えます。
また、私たちはバウビオロギーの思想に沿い、温熱環境のほか、湿度コントロールや空気質、電磁波などにも配慮した家づくりを実践しております。
私たちは「家族が健康に暮らす未来が見える家」を目指し、世界基準の家づくりを提唱しています。
良い住まいは地震に強く、
時を経れば経るほど
美しくなる
地震大国である日本、しかも大地震が確実に起きると予測されている東海地方。
ここで暮らす私たちにとって、地震への備えは何よりも優先して取り組むべき課題です。
しかし、未曾有の被害を出した阪神淡路大震災以降も、地震による被害は後を絶ちません。
アイジースタイルハウスはこれまでの震災で、ボランティアとして社員を被災地に派遣し、微力ながら復旧に貢献してきました。そこで目の当たりにしたのは、建物の倒壊によって人の命が奪われているという事実です。天災ではなく人災で失われている命の多さに愕然とする思いでした。幸せを育む場として建てられた家が、そこで暮らす人の命を奪う不幸を起こしてはいけません。
それ以来、
私たちは「地震から命と財産を守る」を合い言葉に
家づくりを行っています。
様々な会社が「地震に強い」とアピールします。確かに建てた時点では、強いのかもしれません。しかし内部構造が湿気などで傷めば経年と共に耐震性能は落ちていきます。いざ地震が起きた時に、耐震性能が落ちていれば人を守ることはできません。 私たちが建物の内部環境にこだわり、合板や構造集成材を使わない理由はそこにもあります。
私たちは、世界で通じる価値ある家づくりを提案しています。
それは、「劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その魅力も住まう人の愛着も増していく家」であり、「人と自然に優しく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家」です。長い年月を暮らす家には、そこに住む家族の思い出が込められ、ともに豊かな年を重ねた歴史が刻み込まれていきます。
安心の見える化、価値観の共有、
それらは誠実の実践
ここまで「健康」「長持ち」という私たちの家の特徴をお話してきました。私たちは、家を建てることを目的とせず、お客様の豊かな暮らしの実現を目的としております。
そのため、数十年先までをライフプランシュミレーション(お金の未来を予測)することで堅実で無理のない家づくりを計画します。また、室内の空気や断熱性能、電磁波に至るまでを数値化し安全であることを証明しています。
そして、どんなに考え抜かれた家でも、施工品質が低ければ、その効果は最大限に発揮されません。私たちがどれだけ安心・安全を唱えても、素材の力を引き出すのは現場の職人たち。本当に良い家をつくるためには、理念や想いを共有できる職人が必要です。
だからこそ私たちは、
スタッフ、そしてアイジーワークスという職人による
強いチームづくりに取り組んでいます。
全員が同じ方向を向き、
知恵を出し合って家づくりを進めれば、細部まで心のこもった家が誕生します。
私たちは、
メンテナンスをルーツにする
100年企業です
アイジーコンサルティングは明治32年、シロアリの駆除方法の研究を始めるために創業しました。
当時、木造の橋や鉄道の枕木といった社会インフラがシロアリの被害で崩壊する問題が起きていました。その問題を解決するため、髙橋是清を始めとする有力者たちを後援者に防除の研究を進め、薬学的な技術を確立し、数多くの重要文化財の保存に貢献してきました。
その後、木造住宅のメンテナンスにも取り組み、やがてリフォーム、新築、不動産と事業を広げてきました。建物のメンテナンスから始まった会社ですから、建物の壁の中や天井の裏側、床下を数多く見続けてきました。
そこで感じたのは、
普段見えない部分をしっかり作ることの大切さです。
湿気によって内部が朽ちた住宅があまりにも多く、それなら自分たちでしっかりとした木造住宅を建て、メンテナンスを続けたいと考えたのです。
あらゆる建物に、継続的なメンテナンスは欠かせません。そしてメンテナンスを続けるためには、私たちも長く存在しなければなりません。
私たちは今、
1 0 0 年企業から2 0 0 年企業へ向かっている途中です。
お客様の家と暮らしをずっと見守るパートナーであり続けるために、コンプライアンスを遵守し、確かな経営に取り組んでいます。