檜の家が目的ではない
2020年5月26日(火)
吉田です。
当社では檜(ヒノキ)を使った家づくりを推奨していますが、何で檜なのか、というお話しと実例をご紹介します。
耐久性高く、心地いい家がつくりたい
檜といえば、古くから建築資材として使用され、今でも寺社仏閣の建替えでは必ず使われる材料です。
何故寺社仏閣で使われるか。
寺社仏閣は木が風雨にさらされる環境下にあります。つまり、防虫という観点と防腐という観点で優れているからというのが一番大きな理由でしょう。
また、これは工事している観点ですが、檜は釘やビスがささりにくく、抜けにくい。つまり効きがいいということ。家というのは何千、何万本という釘やビスで構造体の強度を出していると言っても過言ではありませんから、その効きがいいということは、建物の強度が高いということにもなります。
耐久性が高く、心地いい家がつくりたい。
これが私たちの想いであり、目的です。
であるならば、檜で家を建てるというのはそれを実現する手段という事になります。
しかし、ご存知の通り檜は他の材料に比べて金額的にも高いもの。
これをどうやってお客様に提供できる価格にしていくかを考えた結果、『1本の丸太を1棟で使い切る』 だったのです。
そして、こんな仕様になっていくわけです。
※まだテスト段階のものもあります。
【現在建築中のモデルハウス】
【まもなく完成予定のお宅】
檜はさまざまな素晴らしい要素をもった材料ですが、私たちの一番の想いは、耐久性高く、心地いい家を提供したい。
この一点に集約されると思っています。