リノベーションには物語がある。
吉田です。
名古屋の中村区で、中古住宅を買い取り、リノベーションする工事を行っています。
この物件を買付出した時は他社さんも検討されていたようですが、他社さんが解体して新築を立てる計画に対して、弊社は既存建物をリノベーションして再販する計画を提示して、最終的に売主さんがそのコンセプトに共感していただき、弊社が購入することができました。
これから4ヶ月くらいの工事ですので、たまにその中身をご紹介いたします。
強度も性能も新築に劣らない
現在解体工事中ですが、状況はこんな感じ。
汚れて見えるのは元々の土壁の付着です。
そのまま使える部材もありますが、筋交い(斜めの部材)などは薄すぎて強度が足りないので交換します。
基礎も荷重が大きくかかる部分は補強しますが、かなり分厚い基礎になります。
この建物は築40年ほどですが、当時の基準では柱と梁を固定する金物が無いので、これから新築基準に則って取付していきます。
その他にも柱を交換したり新設したり、大きな梁を新設したりして、既存の構造躯体を補強していきます。
サッシも全て新しくし、断熱性能は本州では最高レベルまで引き上げます。
はっきり言って、施工が終わったら新築そのもの。住んでいて築40年を感じることは全くないと思います。
年に数件、『今の家は親が建てた家なんですが、もう古いので建替えたいと思っています。でもどうしてもお母さんがそれは嫌だと言うので困っています』 というようなご相談を受けます。
正直な話、私たちとしても建替えてしまう方が難しくはありません。
コスト面では建て替えと比較して大きなメリットはないですが、何物にも代え難いストーリーがありますよね。
そんなリノベーションのご相談もお受けしておりますので、お気軽にお問合せください。