設計・施工管理課長
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耐震性と長期強度

2018年4月28日(土)

檜なら何でも同じではない!

吉田です。耐震性と言えば、耐震等級構造計算ってのが私達にとっても今までのスタンダードでした。しかし、その中身の深~いところは意外と知られていないところ。耐震性能に関わるちょっと細かい話と、その長期強度について、本日はお伝えします。

ちなみに、あちこちで告知されていますが、来週の3~6日と12・13日の6日間、豊橋市にて注目の構造見学会を開催します。ほぼ全日私もおりますので、読んでもよくわからん!!! っという方は会場へお越しください。

まず、弊社オープンスタジオ(今まではショールームと呼んでいました)での展示物

IMG_5362

梁と柱の継手がどうなっているかわかりやすいように、ズバッと切ってみました。

左が従来のサイズ。右がこれから弊社が施工する15㎝の構造体。様々な継手がありこれはその一例ですが、こんな感じに組まれているのです。

で、大切なのは

IMG_5379

こういうこと。断面欠損するということです。構造計算ではこういった断面欠損を低減率として算入します。

弊社の計算ではおおよそ5~6割算入していました(安全率みたなものです)

ところが最近知ったのですが、この低減率、意外と設計士さんによってバラつきがあるようなんです。具体的に他社さんでどの程度かはわかりませんが、実際の断面欠損面積以上の安全率はみておきたいところですね。

で、これだけ欠損があるなら安全率(低減率)も重要ですが、そもそも元々の柱(又は梁)が太ければ、更に安心です。ってことで、構造の特に重要な部分には15㎝の構造体をおススメしているということです。

 

もう一つ、別の視点で切り口を見てみましょう。

IMG_5366

左は天然乾燥材、右は高温乾燥材ですが、割れ方にも大きな違いがあります。

よく天然乾燥材は 「割れが多くて、強度面で心配」というお声をいただきますが、切断してみるとこんな具合。高温乾燥材はほとんどが芯近くで割れを起こし、その周辺にも表面には出ない割れがあります。

高温乾燥すると精油成分がなくなり油切れしている状態ですから、私の四十肩とか、すぐなる腱鞘炎みたいなものです。左は油のりまくり、元気ハツラツの芥川みたいなもんです。

さぁ、どっち??

例えが悪かったかもしれませんが、私なら迷わず天然乾燥ですね。

何度も言いますが、よくわからなかった方は見学会にお越しください。先着30名様に檜の入浴剤(吉田作)をプレゼント! お待ちしています。

桧・檜・ヒノキ
構造
耐震・免震
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施工管理課長・豊橋店店長:吉田 俊介
施工管理課長・豊橋店店長:吉田 俊介

■資格
・一級土木施工管理技士
・一般耐震技術認定者
■お客様へのメッセージ
施工管理の統括管理をしております。主に品質管理に重 点を置き各地域の現場の検査・工事計画を行っています。より長持 ちする工法を日々検証しています。

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