設計・施工管理課長
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本物の木

2018年3月28日(水)

本物の木は生きている。

吉田です。

先日、ある山奥の製材所に行って来ました。

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こんな感じで丸太の山があちこちに。個人的に木材好きなので、こういう光景だけでテンションあがります!

で、製材されたものがコチラ

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中温乾燥された桧です。

残念ながら高温乾燥材の写真がないので比較ができませんが、すごいツヤ。そして香り。ピンクの色味。

最高です!!

当社では現在、天然乾燥桧による主要構造体直下率100%の家造りを準備中ですが、その勉強がてら製材所に行ったところ、中温乾燥でもかなりの違いがあることが理解できました。

最近では伐採から製材、建築までのサイクルをなるべく短縮させようとして高温乾燥が主流になっていますが、製材所側の意見としては、「絶対に高温乾燥よりも中温・低温乾燥(又は天然乾燥)の方が長持ちする。だから本当はそっちをおススメしたいのに、結局買い手(建築会社)の需要がなければそれも叶わないことで、結局ほとんどが高温乾燥です」 だとか。

製材所が懸念しているのが、長期的な強度。高温乾燥材は見た目は割れも少なくよさそうですが、実は内部割れという現象が起きており、しかも100℃を超える高温にて一気に乾かすために、ある意味焼けてしまっているわけです。

もちろんその状態で強度測定しているので問題ないと言えば問題ないのですが、油分がなくなり酵素が死んでしまった木材は長期的に強度低下していきます。

これに対して中温・低温・天然乾燥材はしっかり油分が残り、200年近くかけて強度は増加し続けるといわれています。

こんな事実を知ってしまったら・・・そりゃそういう木で家づくりがしたい。そして100年以上にわたって住み継がれる家をつくりたい、と思うわけです。

建築業界の私が言うのも変な話ですが、日本は住宅にお金が掛かりすぎる。2世代、3世代に渡って住み継ぐ家が作れるなら、その分もっと色々なことに使えるお金が残るわけで、そして豊かさをもたらすのではないかと考えます。そういう家づくりが当たり前の我が国でありたいものです。

尚、この天然乾燥材での家づくり。ゴールデンウィークに構造見学会を開催いたしますので、是非ご来場ください。まず来て、見て、触って、嗅いでみて、です。

(おまけ)

我が家の庭で取れた葉っぱたち。

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吉田家春の楽しみ。若葉の天ぷら。美味かった!

 

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施工管理課長・豊橋店店長:吉田 俊介
施工管理課長・豊橋店店長:吉田 俊介

■資格
・一級土木施工管理技士
・一般耐震技術認定者
■お客様へのメッセージ
施工管理の統括管理をしております。主に品質管理に重 点を置き各地域の現場の検査・工事計画を行っています。より長持 ちする工法を日々検証しています。

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