地鎮祭って?
吉田です。
昨日は名古屋市内にて地鎮祭。
そこで準備中のひとコマ。
もうすぐ監督デビュー予定の石川(女性監督です!)
地鎮祭で行われる刈初の儀、鍬入れの儀で使う盛砂をペタペタ整えております。
(なんだか、切ない風景ですね)
「そうじゃない、こうだ!!」っと教えときました。
で、それは置いといて、地鎮祭って何やるの?ってお思いの方に、その中身を少しだけお伝えします。
神社によって多少異なるかもしれませんが、凡そこんな感じです。
①修祓の儀・・・穢れ(けがれ)を払って清める
②降神の儀・・・祭壇に神様をお招きする
③献饌の儀・・・神様にお供えをする
④祝詞奏上・・・工事の安全を願って祝詞を奏上する
⑤清祓いの儀・・・土地を祓い清め工事関係者などに災いが生じないよう祈願する
⑥地鎮の儀・・・敷地の安定と工事の無事安全を祈願するもので、ココで先程の刈初、鍬入れが行われます。
⑦玉串奉奠・・・無事安全を祈って、その心を神に捧げる
⑧撤饌の儀・・・祭壇から供物を下げる
⑨昇神の儀・・・祭壇から神がお帰りになる
大体こんな感じです。お客様にやっていただくのは、⑥と⑦。たまに⑤もお手伝いいただくことがあります。
で、話は長くなりますが、祝詞について私の知る限りですが・・・ご紹介します。
「かけ~まくもかしこき~ いざなぎのおおかみ~」と始まる祝詞。よく聞いていると様々な神様が登場します。
産土大神(うすぶなのおおかみ)・・・土地の守護神。引っ越してもついて来て一生守ってくれるその人の守護神という話も聞きます。
大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)・・・大地を守護する神
埴山姫大神(はにやまひめのおおかみ)・・・土を守護する神
(他にも出てきます)
つまり様々な神様をまつり、安全を祈願するわけです。
元々その土地(大地)には大きな力があり小さな虫から動物・草木が生きています。その土地を人間が使うのですから、その恵みに感謝することが大切なのです。
土地の神々に敬意をはらい、使用の許しを得て工事の安全と生活の平安を祈願するというのが地鎮祭、というわけですね。
これから地鎮祭という方は、是非そんな想いをもってご参加ください。