深基礎でどうでしょう
2017年3月23日(木)
吉田です。
本日は長久手のK様邸にて防水検査。
立地が緩やかな傾斜地でしたので、低い方はこんな感じで敷地と道路に高低差ができます。
周囲のお宅は擁壁でガッツリ造成されているパターンが多かったですが・・・
今回、K様邸では深基礎を採用しました。
わかり辛いですが、通常の基礎高が700のところ、1700mm ということでした。
メリットはまず、コストですね。鉄筋を組んで型枠組んで、コンクリート打設して、というサイクルが少ない方がコストは安くなります。
つまり、擁壁を作るのと基礎を作る作業を兼ねることによって、コンクリート打設も埋め戻しも兼ねることができるのでそれが可能になります。
それと、もしその下の部分を駐車場として利用するならその面積も広く確保することができます。逆を言えば、家を広く建てることができる。
逆にデメリットとしては、外周の通路が遮断されるので、例えば東面に行きたいならグルッと西から南を経由しないと行けない、とか。
改修時に足場を建てる時、多少足場面積が増えるのでコスト高になるとかが考えられます。
ご近所を色々見てみましたが、パターンは様々。当然どんな条件でも2者の選択ができるわけではないですが、選択できるならメリット・デメリットは両面で検討したいところですね。
一見、傾斜地で盛土がドーンってある土地だと、「造成が大変そうだ・・・」と思われがちですが、然程でもない場合もありますので、まずは建築会社にご相談いただくのがいいかと思います。ちなみに、今回の深基礎部で掛かった費用は35万ほどでした。
ご参考まで。