歴史建築物探訪
2016年8月18日(木)
吉田です。
相方はさすがですね。休暇にも建築物に触れる。建築が大好きなんですね。
しかーし、私も負けてませんよ。
吉田家ブログでも紹介した、網走監獄。
庁舎。明治感、出てますね。擬洋風建築って感じですかね。明治時代には西洋建築に和風や中国風をミックスした建物がとても流行ったようです。
最近の北海道では、屋根は板金というのがスタンダードですが、かつては瓦も多かったのかもしれません。
五翼放射状平屋舎房。4.5畳の部屋に3人とか4人が収容されていたようです。そこにはほぼ目隠し無しのトイレもありました。
浴場。 病気が蔓延することには警戒していたようで、風呂は必須だったようです。
天井の造りがなかなか凝っていました。
舎房もそうですが、建築物としてとてもしっかり作られているのには感心します。
独居房。随分としっかり作られていますが、窓がないんですね。暗闇地獄だそうです。
全体的に天井が高い建物が多い気がしました。もしくは、天窓を作って、そこで排気できる作りにもなっているようでした。
大勢の囚人が収容される予定で建てたのでしょうから、空気を循環させて清潔に保つことなども考えて作られているように思いました。
吹き抜けやドーマーを使って排熱する。飾りじゃなくて、機能的に考えること、大切ですね。
勉強になります。
今の家造りにダイレクトに取り入れられる要素は限られますが、機械(エアコンとか換気扇とか)に頼る事ができない当時の建築は必ず参考になることがある筈です。
歴史建造物探訪、いいかもしれません。
では、また。