ボランティア初日
こんにちは、宮地です。
東北へ来ました。
気仙沼市と陸前高田市が、ボランティア活動の場となります。
今回の役割は、泥出しや片付けなどのボランティア活動をしても大丈夫か、建物の判定をすることです。
今日は2件の調査をしてきました。
こちらは木造2階建ての住宅です。
建物に大きな傾きもなく、修繕を行えば住める状態でした。
しかし、内部は津波の被害にあって、復旧するにはそれなりの工事が必要です。
こちらの建物は、おばあちゃんが一人で住んでいました。
床下に泥が入り込んでいるので、床を解体して泥出しをしなければなりません。
ただ、地域の大工さんもなかなか動けず、我々が明日床の解体作業を行うようにしました。
床の解体が進まなければ、泥出しのボランティアも入れないんです。
2件目は被害の大きい建物でした。
もちろん津波による被害ですが、よく見ると木材が腐っています。
これは震災前から雨漏りがあり、すでに構造躯体が劣化していたと思われます。
こちらは大工さんがすでに入っておりましたが、復旧すべきか頭を抱えていました。
外壁・内壁に覆われている木材の状態は、目に見えません。
常に雨漏りはないか、シロアリによる被害はないかを、点検する必要性を改めて感じました。
今回岩手県の一関が宿泊先ですが、こちらは内陸のためあまり被害がありません。
気仙沼まで車で1時間半くらいかかりますが、その道中でもあまり震災を実感できませんでした。
ただ気仙沼に入ったら景色が変わりました。
今までテレビや写真で見てきた光景が目の前にあります。
少しづつ片づけが進んでいますが、被害の大きさは説明がなくても分かる状態です。
私ができることは小さなことですが、「少しでも力になりたい」と純粋に思います。
車で移動中に仮設住宅の建築現場がありました。
ちょっとでも早く復興を願います。