永く安心して暮らせる住まいづくり
こんにちは、宮地です。
昨日は静岡県清水区で、観測史上最高となる気温34度が記録されたみたいで、ちょっと前まで少し寒いなと思っていたら、もう真夏日・・日本はどうなっているんでしょう?
そして、浜岡原発の運転停止が決定し、電力不足の不安を抱え突入する夏となります。
昨年まで、夏前といえばエアコンが中心だった家電製品も、今年は扇風機・土鍋・魔法瓶などが首都圏では注目されているようです。
しかも気象庁の発表だと、この夏は気温が高くなる見込みらしく、また昨年のような猛暑にならないか心配になります。
本当に今までの生活習慣や価値観を大きく見直さないといけませんね。
また家づくりに関しても、電気の使用量が少なく、メンテナンス費用が極力かからない、経済的に負担の少ない家づくりが重要になります。
日本は、高度経済成長時代から、一般家庭の住宅取得が一気に増加し、住宅の質よりも家を建てることが優先されてきました。
施工のしやすい工業化製品や安く短工期で工事ができる工法など、とにかく家を建てることが目的です。
住宅性能はおせじにも高いとは言えません。
その結果、実際に住んでからどうかというと、夏は暑くて冬は寒い、エアコン無しでは生活できない、そして光熱費が高く、ランニングコストがかかる住宅です。
そして何よりも、建築後にメンテナンス費用がかかることが一番の問題点です。
一般的に外壁材として使われているのは、サイディングといわれる建材です。
アイジースタイルハウスでは、0宣言にて使用していません。
この外壁材は、10年後には塗装をすることが前提で販売されています。
また外壁材の継ぎ目に使われるコーキングは、3年から7年くらいで硬化し、亀裂が生じてきます。
私も長くリフォームの仕事に携わっていますが、過去にこのような住宅の塗装を何件も行いました。
住宅を取得した時点で、すでにメンテナンスをすることが前提となっています。
外壁だけではなく、屋根材も同じように数年後には塗装をしなければならないものが多く使われていました。
ただし、実際にちゃんとメンテナンスをされる方のほうが少なく、日本の住宅の短命化につながっています。
我々アイジースタイルハウスは、今年で112年となりますが、今まで多くの家づくりを見てきました。
その中で、本当に住まう方が「永く安心して健康に暮らせる住まい」を提供することを理念としています。
そして、住んでからランニングコストがかかりにくい住まいが、本物の家づくりだと思います。
とても大変な状況ではありますが、家づくりを通じて社会に貢献していきたいと思います。