施工管理ブログ

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屋根の仕組み

2019年8月28日(水)

こんばんは、鈴木です。

九州北部の大雨、すごかったですね。被害に遭われた方々の一日でも早い回復を願っています。

 

昨今、国内外を問わず想定を超える被害が当たり前のように起きています。

建物をつくる者としては、家屋がもっと安心・安全であるように身が締まる思いです。

 

今回は、雨にも関係する屋根についてです。高い位置にある屋根はどんな工事がされているのか、一般の方にはほとんど分からないと思いますので、そんな建築現場の一部をご紹介します。

 

 

屋根の仕組み

アイジースタイルハウスで使用する屋根は国産の陶器瓦ですが、国内でも性能と品質の高さに定評のあるブランド、三州瓦を標準仕様としています。

 

こちらの建築現場ではまだ施工途中ですが、瓦自体は重なりあって雨が浸入しない構造になっています。

では、瓦の下はどうでしょう?

 

瓦が葺かれる前は、こんな↑感じです。

意外とシンプルな構造に見えますが、しっかりと防水対策をしています。

白くシートはルーフィングと言われる瓦の下に敷く防水シートで、遮熱の効果もある製品を使用しています。そして、水下に向かうグレーのテープのようなものが見えますか?これは、「きずり」です。

万が一、瓦から雨が浸入しても、このきずりの横を水が流れるように隙間をつくる材料です。現在は、耐久性を考慮し樹脂製が多くなっています。

そして、下に見える木材が「瓦棒(かわらぼう)」です。瓦を引掛けて止めるための材料で、瓦をビスここに止めるます。

 

屋根や外壁など、雨のリスクが高い部分は、2次防水という考えで施工されています。

まずは、瓦や外装など仕上げ材から水が入らないように施工します。次に、万が一進入してしまった水を外部まで排出するシートを施工しているのです。

 

天変地異の多い昨今ですが、家はこんな風に守られているんだと知ると、一層安心できますね。

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