基礎の漏水に注意
こんばんは、村瀬です。
先週から東海地方も梅雨入り。そこで気になるのは、雨漏り。
雨漏りというと、屋根、バルコニー、窓廻り等が一番に考えられますが、
状況によっては、基礎も雨漏りが起こる可能性があります。
こんなところからも雨漏りします
一般の方にはあまり馴染みのない所から雨漏りする場合があります。
注意しなければならないのは、基礎の打ち継ぎ部です。
(赤矢印部分が打ち継ぎ部)
弊社でも採用しているべた基礎の工事。
まずこのように周りに型枠をたて、鉄筋を組みます。
鉄筋組みが終わると、土間部分に1回目のコンクリート打設を行います。
その後、土間のコンクリートが乾燥したら、土間の上に立上り部分の型枠を組み、2回目のコンクリートを打設します。
その為、コンクリートの打ち継ぎが発生します。
一般的には、このコンクリートの打ち継ぎ部より、周りの敷地の土を低い位置に設定して
施工しているので、打ち継ぎ部から水が入る心配はありません。
しかし、大雨で水が溜まってしまったり、外構工事で打ち継ぎ部より上の高さまで
土を盛ってしまったりすると、打ち継ぎ部から水が入る恐れがあります。
そこで弊社が採用しているのが、「基礎止水プレート」です。
外周部の鉄筋に薄い鉄板のようなものを取付け建物全体を囲います。
ちょっと見難いですが、土間部分のコンクリートを打設すると、先ほどの鉄板の上半分が出ているのが見えます。これによって、打ち継ぎ部の外からの水の浸入を防ぎます。
この基礎止水プレートは、水と一緒にシロアリの侵入も防ぐ効果があり、なかなかの優れものです。
弊社では、我々の家づくりの理念でもある
「健康」・「長持ち」・「安心・安全」の実現の為、
こんな見えないところにも、こだわって家づくりを行っています。