構造金物って何? パートⅡ
2018年5月14日(月)
こんばんは、村瀬です。
昨日は、母の日。私も息子と一緒に日頃からの感謝を込めて
妻と母親に花のプレゼントをしました。息子は照れくさそうに渡していましたが、
その姿がなんとも可愛かったです。
さて、本日は前回に引き続き構造金物をご紹介します。
梁のあちこちについている金物は、羽子板ボルトという金物になります。
梁が外れて脱落するのを防ぐために梁同士を緊結する為の金物になります。
一般的に木造軸組み工法のお家に使われる補強金物です。
こちらは鎹(かすがい)という金物になります。
ホッチキスのようにコの字の形状をしおり、コの字の両端の先が尖っており、
木材同士が外れないようにつなぎ合わせる為の金物になります。
この「羽子板」「鎹」は、古くから木造建築で使われている補強金物で、
神社などの古い建物にも良く見ることができます。
こちらはザボールという金物になります。
土台と基礎を緊結する金物になります。
土台に埋め込んだ形で取付が出来るので、土台表面に突起が出来ず納めることが
でき、将来的な緩みに対しても安心な金物です。
こちらはタルキックというビスになります。
屋根タルキを母屋に固定する金物です。一般的にはひねり金物などを使用していることが
多いですが、弊社では耐力と施工性に優れたタルキックを使用しています。
ここで紹介した「ザボール」「タルキック」は、昔からの金物が進化したものになります。
このように建築金物には古くから未だに使われている金物、進化して新たになった金物
と色々あります。
私もいつかは、皆に使ってもらい、世の中の役に立つような金物を発明できればと
密かに思っています(笑)