逃げる勇気
月曜日の吉田です。
南三陸町(志津川)に行ってきました。
三村も一緒です。(彼のブログに作業風景などが掲載されています)
状況はやはり、聞いていた通り、復興のまだ入り口です。
まず、壊れてしまったものを解体することからというのが実体で、私が行った南三陸町はまだまだこれからという感じでした。
瓦礫の整理はかなり進んでいるのですが、コンビニも仮設、スーパーなんて勿論ない。床屋も電気店も、なにもかも仮設で、最低限がやっと揃ったという感じです。
我々がお手伝いしたのは、農業支援と漁業支援で、前者ではビニルハウス内の石出しなどを行いましたが、今後そのビニルハウスで若い方が農業をされるということで、我々はそのスタートラインを作るお手伝いをした、ということになります。その農業をされる方とは直接会っていませんが、色々な人の想いが詰まったハウスですので、必ず成功して欲しいと願うばかりです。
また、作業中、ボランティアセンターの方がよく言っていたことがあります。
「また津波がいつ来るかわかりませんので、大きな地震があったら、とにかくこの山を登ってください。車は放ってとにかく逃げてください」
余震が続く地域ならではの真剣な一言でした。
東海地域に住む我々が、少しでも教訓にせねばなりません。
このブログを読んでいただいている方(社員や協力業者やお客様が多いと思いますが)は、「津波が来そうなときは、モノを捨ててとにかく高い所に逃げる」
別々に行動している家族については「家族はきっと逃げてくれていると信じて、自分がまず逃げる」です。これがより多くが生き残る術だということです。躊躇しないことが大切です。これを必ず守っていただきたいと思います。また、家族内でもそのように話し合いをしておくことが大切ですね。
さて、帰ってきて早々、溜まってしまった現場の検査を実施しました。
掛川市のS様邸は防水検査。一人でこっそり見ておきました。
(ついでに指摘事項をテープ貼って書いてきたり・・・いやらしいですかね?)
指摘は2箇所ありましたが、これを是正して次へ進みます。
外壁はこんな感じ
防水紙が貼られています。
内部はこんな感じ
グレーのものがヒートバリアボード(屋根断熱)
床材が搬入されていました。
外部はこれから外断熱パネルが張られ、左官工事に入ります。
内部はこれから床貼りして、天井組んで、壁組んで、です。
だいぶ家っぽくなってきました。
来月末には大工工事完了くらいでしょうか。
楽しみにお待ち下さい。