壁の強さ
2008年7月24日(木)
いやー暑いですね。昨日建前だったので日焼けをして
真っ黒になった栗沢です。
昔に比べると暑くなっているような気がしませんか?
温暖化の影響なんでしょうかね?
さて、ただでさえ暑いのに熱く壁倍率について語ります。
だって私は元耐震課でしたから。
壁倍率とは耐力壁(地震や風の揺れから建物をささえる壁)の
強さを0?5.0までの間で0.5きざみで表したものです。
0が一番弱く、5.0が一番強いです。

分かりやすいところで言うと、
筋交い(断面寸法45×105)で2.0倍という壁倍率になります。
木造軸組み工法の場合は必ず壁量の規定というものがあります。
例えば床面積100?で屋根が瓦の2階建て1階部分のケースだと
100×0.33=33m壁が必要ということになります。
でもこれだと窓が無い家になってしまうので
耐力壁の長さ×壁倍率をすることで窓などを
補うことになっています。
1m×3倍=3m
実際には1mしか壁はないのですが計算上3m壁があることと
みなすことが出来るのです。
強い壁にするには筋交い+構造用合板にするという方法があります。
壁倍率で言うと2.0+2.5=4.5という壁にすることが
出来ます。
ただ、やみくもに強くするのはあまりよろしくないのです。
壁が強すぎると柱が抜けやすくなったり、
柱や梁などに負担を掛けすぎてしまい折れてしまったりするので
中間的な3.5倍程度の壁をバランスよく配置することが
望ましいのです。
また壁倍率を正確に確保する為に
金物、釘などの取付け方法も重要になってきます。


以上壁倍率についてでした。
次回は「現場で工夫していること」について
増田さんよろしくです。
真っ黒になった栗沢です。
昔に比べると暑くなっているような気がしませんか?
温暖化の影響なんでしょうかね?
さて、ただでさえ暑いのに熱く壁倍率について語ります。
だって私は元耐震課でしたから。
壁倍率とは耐力壁(地震や風の揺れから建物をささえる壁)の
強さを0?5.0までの間で0.5きざみで表したものです。
0が一番弱く、5.0が一番強いです。
分かりやすいところで言うと、
筋交い(断面寸法45×105)で2.0倍という壁倍率になります。
木造軸組み工法の場合は必ず壁量の規定というものがあります。
例えば床面積100?で屋根が瓦の2階建て1階部分のケースだと
100×0.33=33m壁が必要ということになります。
でもこれだと窓が無い家になってしまうので
耐力壁の長さ×壁倍率をすることで窓などを
補うことになっています。
1m×3倍=3m
実際には1mしか壁はないのですが計算上3m壁があることと
みなすことが出来るのです。
強い壁にするには筋交い+構造用合板にするという方法があります。
壁倍率で言うと2.0+2.5=4.5という壁にすることが
出来ます。
ただ、やみくもに強くするのはあまりよろしくないのです。
壁が強すぎると柱が抜けやすくなったり、
柱や梁などに負担を掛けすぎてしまい折れてしまったりするので
中間的な3.5倍程度の壁をバランスよく配置することが
望ましいのです。
また壁倍率を正確に確保する為に
金物、釘などの取付け方法も重要になってきます。
以上壁倍率についてでした。
次回は「現場で工夫していること」について
増田さんよろしくです。