木材乾燥方法。
こんにちは、小山です。
10月に入り、朝晩すっかり涼しくなってきました。
そんな中、我が家の畑では唐辛子が収穫時期になりました。
10株くらい育てています。
籠に入れて、自然乾燥させると風味も抜群です。
(大体2週間くらい干すと完成です)
私が辛いもの好きなので、自分で育てて自分で乾燥させています。
毎年取れた唐辛子から翌年種から出して育てていますので、愛着がわいてきました。
一般的に売られている物は、機械で強制的に乾燥させていますので、自然乾燥だとやっぱり風味や味もいいですね。
低温乾燥と高温乾燥
一般的に木造住宅に使われる木材は、写真のどれを使うことが多いでしょうか?
時代によって違いはありますが、現在は一番右の集成材(接着剤で固めた材料)の柱を使うことが多いです。
理由としては、比較的安価に仕入れできることと初期の強度が心材の柱に比べて強いことが挙げられます。
2番目が真ん中の柱、高温乾燥の材料(KD材)です。
一本の木から取った柱で、高温で乾燥させていますので、木材内部に割れが発生しています。
3番目が左の低温又は天然乾燥。
現在採用されている割合が一番少ない材料ですが、戦前の日本の建物の柱は、ほぼ100%天然乾燥材です。
高温乾燥の釜も少なく、集成材も日本に入っていなかったこともあります。
我々の会社では、この低温乾燥材をメインに採用しています。
なぜ?一番採用されていない低温乾燥材を使っているのか?
答えは、これが一番良い材料だと思っているからです。
色艶よし、香りよし、長持ちよしの全方よしで文句なしの材料。
法隆寺を初め、古くからある神社仏閣のほとんどがヒノキの柱を採用しています。
何百年という実績のある材料ですので、安心して使用することが出来ますね。
そんな、低温乾燥ヒノキで造った弊社1棟目の建物の訪問会の日程が決まりました。
10月27日(日)に開催します。
是非ご予約くださいませ。