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敷地環境調査

2019年6月24日(月)

皆様 こんにちは 山口です。

本日は、土地に関するお話です。

土地のお話の中でも特に私たちが「敷地環境調査」と呼んでいる

調査に関して更新をしていきたいと思います。

今回は、アフター担当の星野さんと一緒に敷地の調査をしてきましたので

その様子も交えていきたいと思います。

 

 

敷地環境調査

現在、お打合せ中のお客様が検討している土地やすでに購入された土地、

もともとお持ちの土地など様々な土地があります。

 

いずれの土地でも

住宅建築の計画をする前に必ず「敷地環境調査」を実施いたします。

 

どのようなことを調査するのかというと大きく2種類あります。

 

①建築的に必要な情報

・土地の高低差

・ライフライン(水道・ガス・電柱・電線)の有無

・排水経路

・道路幅

・境界杭の有無 など

 

例えば、上水道が敷地内に引込工事がされていなければ

道路から敷地内に新しく上水道の配管引込工事をする必要があります。また、地域によっては町の景観を保つために、「電線は空中ではなく地中に埋設して工事をしないといけない」などの様な地区条例もあります。

法律で定められていることからその地域の街の条例までしっかりと確認します。

 

②暮らしに必要な情報

・騒音

・異臭

・外灯 など

 

いわゆる人の五感や直感的に問題点がないかを確認します。

例えば、幹線道路の近くであればもちろん騒音がしますし、排気ガスも気になります。

また、ゴミ捨て場が近くにあるならば、指定曜日にはにおいが気になるかもしれません。

そういった情報をしっかりと拾い上げていきます。

 

これらの情報をしっかりと持ち帰り建築計画に反映させることが、「敷地環境調査」というものです。

 

土地の購入を検討されている方は、

特にこの②暮らしに必要な情報をしっかりとリサーチされるコトを進めます。

もっというならば、土地を見に行くときは建築会社の担当者と見に行くことで

①建築に必要な情報と、②暮らしに必要な情報が理解できます。

そのうえで間取り・プランを当てはめ、要望が実現できるのか、

予算はいくらになるのかをしっかりと理解していきましょう。

 

 

実際の敷地環境調査の様子

実際の敷地環境調査の様子の一部をご紹介いたします。

 

 

アフター担当の星野さんが機械を使って何やらしています。

何をしているのでしょうか…。

 

これは「レベルの測定」といって、敷地内の高低差を測定しています。

レーザーに反応する機械を用いて、敷地と周辺道路等の高低差を

20か所ほど測定していきます。高低差があると約30~40か所ほど測定します。

 

こちらは地面の高さを測定し、隣地の境界のコンクリートブロックの高さも測定します。

 

続いてコチラは境界の杭です。

黄色の丸の中に十字が刻まれた白いブロックがあるのが見えますでしょうか。この杭はこのようなコンクリートの物もあれば、赤いものや金属製のピンもあります。

この境界杭がないと隣地の方々や道路を所有している行政の人を集めて境界を確定させるお立合いをしなければなりません。

 

最後にこちら。

敷調 (1)

これは実はライフラインです。

緑色の杭がガスの引込み。

真ん中の白く見えるものが上水道のメーターボックス。

右の白い丸が下水道の引込みです。

これらが敷地内に無いと、新しく引込工事をする必要があります。

この3つをすべて新しく引き込むとなると地域等によりますが

50~80万円ほど費用が掛かります。

 

いかがでしょうか。

敷地環境調査の一部をご紹介いたしました。

土地と一言で言っても、詳細を見ていくと、条件や状態が全く同じ土地というものはありません。

しっかりと敷地環境調査を行い、建築計画を進めていきましょう。

 

ではでは。

 

 

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