断熱検査
皆様 こんにちは 山口です。
本日は、当社独自に行っている社内検査の1つ「断熱検査」について記事を更新していきます。
断熱検査
当社では社内検査の1つととして「断熱検査」を実施しています。
どういった検査か?というと、壁の中に吹き込むセルロースファイバーの施工が完了した段階で、もれなく隙間なく断熱材が吹き込まれているかをサーモカメラを使用して検査するものです。
こちらは、壁内断熱材セルロースファイバーの施工が完了した状態です。
壁に文字が印字されたシートの内側に、断熱材が隙間なく詰められています。
これをサーモカメラで撮影するとこのようになります。
壁全体が同じ色をしていますね。
窓があるところは黄色→赤色になっています。(写真が小さくてすみません。)
断熱材の施工漏れがあると、この窓の様に違う温度の色で表示されるため、一目瞭然という訳です。
また、写真の壁で丸く抜かれている部分は、換気・吸気口の配管部分です。コンプレッサーの圧縮空気で詰めて行くセルロースファイバーは、この様な配管回りやコンセントボックスの周囲など、わずかな隙間にも敷き詰めることができます。
日本の木造住宅で最も採用されている壁内断熱材「グラスウール」は、この様な隙間のない施工がされていない現状があります。
もちろん、しっかりと施工されている会社さんもありますが、まだまだ少ないのが現状です。
こちらをご覧ください。
こちらは当社のスタジオにある断熱材施工の模型です。
配管回りは隙間が空きコンセントボックス周りは壁との間に空間ができています。
いわゆる「断熱欠損」です。
こういった隙間から家の中の熱が逃げたり入ってきたりします。
続いてこちらをご覧ください。
こちらは当社標準採用のセルロースファイバーです。
これは手で詰め込んだものですが、実際の現場ではコンプレッサーで空気圧をかけながら
隙間なく吹き込んでいきます。すると、配管回りやコンセントボックス周りも隙間なく施工が可能です。その上で断熱検査を行い、問題無い事を確かめられたら次の工程へ進んでいきます。
数値上の断熱性能では、グラスウールもセルロースファイバー同様に優秀な断熱材です。
しかしながら、施工方法によって実際の効果が全く異なります。
グラスウールの良さとして「早く簡単に誰でも施工可能」という良さがありますが、すぐに壁が作られ見えなくなり断熱検査がされないのが一般的です。
見えなくなる部分だからこそしっかりと工事を行い検査をすることが重要ではないでしょうか。
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良い現場・悪い現場の見極め方や本当に工事を任せられる現場の管理なのかを、今回の勉強会にてぜひ学んでいただければと思います。
ではでは。
おまけ
夏に先駆けコチラをいただきました!!
はい、スイカです!
こちらは「ひとりじめ」という名前の小玉のスイカです。
時期としては早いように感じますが、色見は鮮やかな紅色で、糖度も高くシャリっと甘いスイカでした。
これからさらに暑さが厳しくなります。
皆様、夏対策はしっかりとしていきましょう!
ではでは。