「遮熱ぬりかべ」とは
皆様 こんにちは 山口です。
本日は当社標準仕様の外壁材である遮熱ぬりかべに関して
記事を更新していこうと思います。
そちらも併せてご覧ください。
徐々に気温も上がってきて夏が近づいてきているのを肌で感じます。
住宅においては夏だからといって、家自体が涼しいところへ避難できるわけではありません。
そのため、弊社では単に断熱材にこだわるだけではなく遮熱にもこだわっていますので、ご紹介をします。
遮熱ぬりかべとは
遮熱ぬりかべとは何か。ご紹介します。
まず遮熱ぬりかべとは、住宅のどの部分を指し示すかというと、外壁です。
つまり、
アイジースタイルハウスの外壁の標準仕様が
遮熱ぬりかべ
ということです。
遮熱とは、漢字だけみると「熱を遮る」と書きますが、効果としては「太陽光の熱を反射する」効果があります。
そして、ぬりかべとは左官職人と呼ばれる、壁を塗装するプロが少しずつ手作業で材料を壁に塗り上げていく仕様のことです。
このように幅70~80センチほどの狭い足場の上で材料を片手に持ち、お客様の選んだ「こてむら」(柄・パターン)を表現しながらどんどん塗り上げていきます。
塗ったところからどんどん乾燥が進んでいくため、時間との勝負でもあります。
また、天候が雨の場合、流れてしまうので塗ることができません。
前後併せて3日程、晴れが続かないと施工ができません。
一般的な外壁材であるサイディングと比べると、非常に取り扱いが難しい材料です。
また、作業するのに時間もかかります。
サイディングであれば、パネルをどんどん組み上げるだけの簡単作業です。
このぬりかべは、時間も手間も難易度も一般材料とは比べ物になりません。
それでも弊社がこの遮熱ぬりかべにこだわるのは、やはり、この「遮熱効果」が優れているからです。
遮熱ぬりかべの遮熱効果
「遮熱=太陽光を反射する効果」がどれくらいのものなのか。
先月、5月25日(土)に簡単な温度比較実験を行ってみました。
そちらの結果をご紹介します。
この日の気温はコチラ。
外気温 36.5℃ (地面から約70センチの高さで計測)
時間:13:10開始
夏日ですね。
今回の実験対象は、当社の標準仕様である「遮熱ぬりかべ」と一般的な外壁材「サイディング」です。
それぞれのサンプルをサーモカメラで撮影し、温度を確認していきます。
日光が良く当たる西側にそれぞれ配置。
(左:サイディング 右:遮熱ぬりかべ カラー:白)
こちらの温度上昇を見ていこうと思います。
ちなみに配置をした直後はこちら。
時刻13:10
どちらも常温の箱から取り出し配置したので温度差はありません。
どちらも約29度ほど。
時間経過を追っていきます。
10分経過 時刻13:20
配置してわずか10分で明らかに温度が変わってきました。
30分後
時刻13:40
当たり前ですが、材料そのものには変化が見られません。
では、表面温度はどうでしょうか
「遮熱ぬりかべ」 42.7℃
「サイディング」52.6℃
それぞれの温度差がなんと10度!!
例えば、これがお風呂だったら。
42度のお風呂ならゆっくりとつかることができますよね。
52.6度のお風呂はさすがにやけどします!
それくらいの差がわずか30分で現れました。
続いて。
1時間後
時刻14:10
1日で最も気温の高い時間帯です。
「遮熱ぬりかべ」47.5℃
「サイディング」56.2℃
サイディングは相変わらず表面温度が56.2℃と50℃オーバーなのに対し、
当社標準の遮熱ぬりかべは47.5℃と40℃台をキープしています。
ちなみにこの時の室内温度はこちら。
快適な温湿度そのものです。
真夏に日が沈んでからも暑く、寝苦しく、エアコンに頼らざるを得ないのは、このように外壁が日中に温度上昇して外壁自体が蓄熱し、それがじわじわと家の中に伝わるからです。
そもそも、建物自体の温度上昇を軽減させることで、暑さからくるストレスを軽減させることができます。
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ではでは。