床材の種類
皆様 こんにちは 山口です。
本日は、床材のお話です。
様々なデザインの住宅に合わせて床材も変えられる方が多く
いらっしゃいますので、ご紹介いたします。
床材の種類
まず床材の種類です。
① ひのき
こちらの床材は「ひのき」です。
今年から弊社の標準仕様になりました。
天然または低温乾燥でじっっっっくりと水分を乾燥させているものです。
木目の美しさからも最高級樹木に選ばれているだけのことはあり
非常に色艶が美しい床材です。
また、低温乾燥により木が本来持っている酵素が生きたままなので、
心地良いひのきの香りそのまま活かされ、心を癒してくれます。
ただし、重たいものや硬いものを落とすともちろんキズがつきますので
注意が必要です。
② パイン
今まで弊社で標準仕様にしていたパイン(松)材。
フィンランド等寒い地域のパイン材を使用しています。
パイン材は柔らかく曲がったり反ったりしやすいと言われますが、
そのデメリットを克服するために寒い地域のパイン材を使用します。
寒い地域で育つ木材はゆっくりと成長していくので、
年輪がぎっしりとつまった状態になります。
その為、柔らかい材料でありながら変形しにくい材料になります。
また、節が特徴的な形をしているのもパイン材ならでは。
③ 杉
こちらは杉です。
ひのき、パインと比べると色が赤みがかっています。
弊社ですと和風の住宅を建てる際に選ばれる事が多いです。
杉は床材の中でも特に空気層が多いので香り高い木材です。
また、柔らかい素材ですので、より疲れが癒されるというメリットもあります。
ただし、それが同時にデメリットでもあります。
空気層が多い分、夏は湿気をよく吸い、冬は放出しやすいです。
すると、夏は床材同士が押し合いギシギシと床なりがします。
冬は上の写真のように床材同士の隙間が空きやすいです。
④ メープル
コチラはメープルという楓の木の床材です。
一番の特徴は節がほとんど無いことです。
よく女性の方ですと木の節が目に見えてあまり好きじゃないとのことで
コチラのメープルを選択されるケースがあります。
この節が無いタイプの木材は、「広葉樹」という葉の広い樹木です。
広葉樹は「硬い」のが特徴です。
ですので、キズが付きにくかったり
家具を置いてもへこみにくいというメリットがあります。
もちろんデメリットもあります。
硬い=冬は冷えやすい、という事です。
①②③の木材と比べると冬は床が冷えやすいです。
また、長く木材を採ることができないので、床材の量が多くなります。
結果的にコストが上がります。
特徴をとらえて合ったものを選びましょう。
木が違えばそれぞれの特徴も違います。
家中の床を1つの種類に統一しても良いですし、
部屋ごとに変えることも可能です。
しっかりとそれぞれの材料の特徴を捉え、理解したうえで
選定をしていきましょう。
弊社スタジオでは、それぞれの床材のお部屋を用意しています。
実際に歩いて触って香りをかいで体感してみてください。
ではでは。