名古屋
プロデューサーブログ

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ブロックプラン

2018年6月10日(日)

こんにちは 山口です。

台風5号も徐々に近づいてきましたね。

強い雨風への対策の準備を!

 

ブロックプランとは

さて、突然ですが「ブロックプラン」というコトバ、

聞いたことありますでしょうか。

ほとんどの方が聞いたこと無いと思います。

ブロックプランとは、

「上下階の区画を統一し、直下率80%以上で造る工法」です。

簡単に言うと、「2階の柱の下に1階の柱がある家」です。

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これを聞いて、

「え?何言ってるの?そんなの当たり前でしょ?」

と思われるかもしれませんが、、当たり前に思えることが

木造住宅ではほとんど守られていません。

木造住宅業界では、2階の柱の下に1階の柱が無い、

ということの方が当たり前になってしまっています。

なぜなら、近年のお家を建てる人の多くは、

・広々としたLDKにしたい。

・家事を全て一階だけで済ませたい。

・2階は子供部屋と寝室だけでいいかな。

という嗜好性が高まってきているからです。

すると、1階が大きくなり2階が小さくなる。

なんとなくイメージできますよね?

結果、2階の柱の下に柱を持ってきたいけど、

リビングの真ん中に柱は建てられない、というようなことが起きます。

だから、2階の柱の下に1階の柱が無い。

これを「間崩れの有る家」といいます。

 

実際に、耐震等級という国が定めた地震に対する強度のお墨付きを得た

木造住宅が熊本の震災では倒壊してしまっています。

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日経ホームビルダーHP「耐震性能住宅の盲点 「2000年基準」倒壊の理由 「新耐震住宅」はなぜ倒壊したか(2)」の写真と資料より作成)

1階と2階の柱を重ねて示しており、

緑色の四角は2階の柱の内1階に柱が無い箇所を示します。

1階と2階の柱の位置が一致している比率を「直下率」と言い、

この建物では半分にも満たない47.5%

つまり、「間崩れ」してしまっています。

引用元の記事で確認できますが、

地震に抵抗する為の壁「耐力壁」に至っては、

なんと17.8%(X方向)しかなかったと言うことです。

 

なぜ間崩れする(柱の下に柱が無い)のか。

極端な例かもしれませんが、

一般的な木造住宅の設計者のほとんどは工程がバラバラです。

最も多い設計手法は、まずはお客様の要望をお聞きして、

要望通りの1階を描き、2階を描きます。

構造(柱の位置、梁の位置)は無視して作っていくので、

当然、間崩れを起こしている建物になります。

 

間崩れを起こしているといっても、計算上は耐震性の高い数値を

出すことができるため、国の定めた性能評価証明の耐震等級2や3を

取得することができてしまいます。

 

しかし、熊本の震災では、

建築基準法に則り建築して間もない住宅でありながら、

耐震等級も高い住宅が倒壊してしまいました。

NHKのあさイチというニュース番組でも取り上げられたように

この直下率の低さにあると問題視されています。

 

直下率に基準はない。

直下率(=2階の柱の下に1階の柱がある割合)には、

特別、国が定めた基準というのはありません。

ですので、家を建てる建築会社の采配によって決まります。

直下率が80%の会社もあれば30%しかないところもあります。

基準がないから全く無視して家を建てて、

割合が高かったらラッキーと思えばいいのかというと

そうではありませんよね?

一生を過ごす家を建てるんです。

大きなお金を費やして今より、さらに幸せな人生をつかみ取る為に

お家を建てる方がほとんどだと思います。

そんな夢と希望が詰まったマイホームが安全といえないものでは

不安でしかありません。

むしろ私だったら安全ではない住宅はお金を出しません。

安全に過ごせる住宅で安心して長く住まう。

これにつきますよね。

 

危険な住宅と安全な住宅の見分け方

危険な住宅と安全な住宅の見分け方があります。

それは、1階と2階の柱の位置を重ね合わせることです。

書き写してもいいし光に透かして


見てもいいでしょう。

主要な構造は100%、その他の柱は80%以上重なって入れが

安全な住宅といえるでしょう。

お試しください。

 

イベントのお知らせ

6月16・17日 構造見学会_豊田市岩倉町

6/16・17 新工法の構造見学会 [ VR体験あり ]

豊田市岩倉町

“強くて美しい”新工法導入!


住む人の健康と家の長持ちに繋げる「0宣言」の仕様と「クアトロ断熱」。

今回さらに、上質な香りと美しい「無垢桧材」と、剛くてたくましい建築構造の「ブロックプラン」による新仕様・工法を導入。

デザインもさらにブラッシュアップされます。

私たちが考える住まいの本質。暮らす人、暮らし続ける住まいが『ずっと健康・ずっと長持ち・ずっと安心』である事。

この想いを一切のごまかしなく実現するするため常に進化し続けます。

 

おまけコーナー

はい、TOMO’sキッチンのコーナーです。

本日はコチラ!

IMG_3170

☆肉じゃが

☆ほうれん草のお浸し

☆ささみとカニカマのしそ和え

☆レタス

☆麦ごはん

☆マイタケとたまねぎのお味噌汁

 

和食アラカルトのようにしてみました。

できる限りバランスの良い料理を作って食べるようにしています。

毎日、これくらいの料理をしたいものですが、

なかなか夜が遅い日もあるので、休日くらいはしっかりと!

ではでは。

 

構造
構造
6月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
Profile
新築プロデューサー:山口 朋樹
新築プロデューサー:山口 朋樹

■資格
・環境アレルギーアドバイザー
・2級ファイナンシャル・プラン二ング技能士
■お客様へのメッセージ
仕事をする中で、一番強く思っていることは「お客様に喜んでほしい」ということです。
そのために、できるだけ分かりやすく具体的な資料を提示するようにしたり、 お客様からのメールをすぐに返信したり、少しでも喜んでいただけるように努めています。

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