家を建てる為に知っておいてほしい事⑫
こんにちは。
本日からお盆休みという方も多いのではないでしょうか?
弊社は12日~16日まで夏季休暇を頂きます。
と言いながら、私はお打ち合わせ等があるので仕事しています!
杉山です。
さて、台風の後には豪雨に雷雨!
豪雨による河川氾濫など
自然災害には最新の注意が必要です。
とはいえ、何に注意してよいのやら・・・。
前回に続き、今回も新築を建てる上で理解しておくべき
地震対策についてです。
耐震性という言葉がありますが、
その文字の通り、建物が地震に耐えるだけの強さを持つ事です。
考え方は極めて簡単で、
地震の力<材料の強度
があれば良いです。
地震や台風で柱や梁等の各部位に発生する力が
その部位にある材料の強度を超えなければ建物が壊れる事はありません。
逆に、木の枝に1人ぶら下がっても大丈夫だが
2~3人ぶら下がったら折れる。
これは材料の力が弱かったという事です。
木造建築において、地震に強い家は
柱の太さだ!と思われるかもしれませんが
じつは耐震性には柱の太さはさほど関係ありません。
「壁の量と壁倍率」によって耐震性は決まります。
壁倍率:建築基準法で定められた耐力壁の強さを表した数値。
値が大きいほど耐震性能が高い.
四つ角の丸印に注目。
地震の力は横からかかります。
今までの木造軸組工法は
柱や梁など「線」形の部材同士を「点」で支えていました。
これを「筋交い」という部材のみで支えていました。
しかし、結果的に
横から力が加われば建物が倒れてしまいました。
よって、柱が太かろうが、細かろうが、
横からの力が強ければ倒れてしまいます。
ちなみに筋交いだけでの壁倍率(強度)2倍です。
コチラは壁がある状態
地震の力を壁で受け止めてあげる事で
面で受け止めて力を分散する事ができます。
壁の量を増やせばより強くなります。
よって、倒れるリスクが減ります。
コチラは、現在建築中の、杉山兄宅の
上棟時の様子。
二階には壁があり、1階は壁がない状態。
壁が無い1階は崩れそうなイメージで
二階の方が頑丈なイメージが伺えませんか??
もちろん、この後全ての面に耐力壁を造り上げていきます。
もう1つ
壁の量も大切ですが、
壁の材料そのものが持つ力(壁倍率)
も大切です。
0宣言の家、アイジースタイルハウスでは
筋交いだけではなく、耐力壁「モイス」を
使用します。
モイスの壁倍率は、最大3.8倍
数字が高ければ高い程、強度が強くなります。
筋交い(2倍)とモイス壁(3.8倍)の割合、
バランスをみながら構造計算(許容応力度計算)をしていく
事で、地震に強い家へと創りあげていきます。
では、デメリットはというと・・
「間取りの制限」がある事です。
間取りをつくる上で、大空間を造りたい!
という要望がある場合、
耐震性を確保する為に、意図的に壁を造る必要があります。
※壁量の確保が必要
コチラ 春日井市K様邸 大空間リビング
どこに規制がかかっているかというと
コチラ↓↓↓
なるべくご要望に沿いながら、目立たない場所で
壁を造っていくようにしています。
夢見がちな私は、そんな事はおかまいなし!
「ここはド~ンと広くして!」
「ここは開放的に大きな窓でしょ!」
と次から次へと依頼を掛けるのですが・・・
設計士のこの人が、手堅く
「壁が足りない!ちょっと考えさせて!」
というように事務所で、意見が対立する事もしばしば。
設計士ブログは↓↓↓
安全性という一番大切な部分と
夢の暮らし方という想い、願い
を両立する事は難しいですが、
それを実現させるべく、材料を厳選しています。
まずは、耐震性の原理原則を理解したうえで
お家造りを検討していきましょう。
愛知県(名古屋・尾張・三河エリア)で「健康住宅」を建てるなら。自然素材の新築一戸建て注文住宅。
地域密着でアフター万全のアイジースタイルハウス 名古屋ショールームへ。
■私達のこだわりとしている0宣言やクアトロ断熱の工法・性能が体験いただけるコーナーもございます。
お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。
アイジースタイルハウス(iG Style House) 名古屋ショールーム
〒465-0093 愛知県名古屋市名東区一社1丁目79 第六名昭ビル1階
■施工可能エリア
[ 愛知県内 ]
□尾張地方(名古屋)|名古屋市
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□尾張地方(海部)|津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛鳥村、
□尾張地方(知多)|東海市、大府市、知多市、東浦町、
□三河地方(西三河)|岡崎市、刈谷市、豊田市(一部)、安城市、知立市、みよし市