名古屋
プロデューサーブログ

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耐震性を考える③

2017年5月18日(木)

皆様 こんにちは 山口です。

 

先日の火曜日、いつもなら定休日ですが、

新しく立ち上げられました「Full House」に行って

勉強会を行ってまいりました。

c (1)

コチラはFull Houseのショールームに設置されているキッチンです。

スタイリッシュですね!

自分が将来、家を建てるならこんなこのようなキッチンにもしたいですね。

 

さて、本日は「耐震性を考える」の第3弾!

第1弾では、パネル工法に関して。

第2弾では、壁の重さと地震の関係に関してでした。

 

そして、今回の第3弾では、「免震」に関して記載していきます。

免震構造にすれば、本当に建物は壊れないのか、と言われると

一般的な免震構造では安心できないというのが現実的なところです。

 

昨今の住宅は、「耐震性」のみを重要視していては、

地震に対する策としては、不十分です。

 

2016年4月14日、16日に連続して発生した熊本地震では、

多くの住宅が被災いたしました。

震源地である益城町で調査された約1,700棟の被害情報も

すでに報告されています。

 

基本的には、耐震性が無いとされている1981年5月以前の建物では、

半数が倒壊または大破してしまいました。

さらに、2000年以降の現行法による耐震基準上で建てられた築16年以下の

住宅も倒壊、大破しているという事を知っておかなけれなりません。

 

たまたま1棟だけ倒れていた、というわけではなく、複数の家が被災しています。

その原因が、単に手抜き工事だとかではなく、制度的な問題があるんです。

 

現在の国が定める耐震性は、いわゆる「耐震等級」という基準があります。

簡単にいうと「100年に1回発生する地震に1度耐えることができる強度」が

耐震等級です。

 

しかし、熊本地震のように、1日空けて震度7の地震が起きるという

「想定外」の地震には全く対応できないのが現実的なところです。

 

そして、世界でも有数の地震大国であるこの日本に住んでいる以上、

私も含めて必ず地震にあいます。これは避けることが出来ません。

だからこそ、皆様は、どのような家で地震を迎えますか?

 

地震が起きた瞬間をどこで迎え、その後の暮らしがどうなるか、

という事です。

 

私たちはそこまで考えたうえで、

パネル工法等による「耐震」

上位概念

制震ダンパーによる「制震」という住宅のみの対策ではなく、

「免震」を取り入れています。

 

耐震・制震の仕組みは、地面から伝わってくる振動に対して、

どのように耐え、どのように振動を抑えるかという考え方でした。

免震は、どのように振動が伝わらないようにするか、という考え方です。

 

免震工事の一般的な例として、3つあります。

①弾力のあるゴムをあてる

②ローラーを履いて転がるようにする

③摩擦を減らして滑らせる

 

これらの免震構造を見て気づくことは、

横の揺れだけが考えられているということです。

実際の地震には横揺れだけではなく、縦揺れもあります。

縦揺れが大きい活断層型の地震では、この免震工事は

全くの役に立たないことになります。

実際に、熊本の震災時には、免震工事を施された基礎が

地震により破壊され、住宅も被災した例があります。

2上位概念

設置した免震機器とその下の基礎が壊れてしまっては、

役に立たないという事が良く分かりますね。

 

一般的な免震構造は、基礎の上に工事を施しています。

しかし、建物を支えるのは地盤です。

であれば、免震構造は建物ではなく地盤の対策をする方が自然ですよね。

 

その為に、私たちは地盤調査を行ったうえで、

地盤改良工事兼免震工事であるSG工法を採用しています。

 

長々となってしまったので、本日はこのあたりで。。。

次回は、免震構造のSG工法に関して!!

 

※おまけ

先日は、設計の森と久しぶりにショールーム近くの焼肉に行ってきました。

c (2)

お肉はもちろんおいしいのですが、ネギ盛がまたおいしい!

c (3)

そのままでも良いですが、少し炭火であぶってから食べると

水分が出てきて、ジューシーになります。

皆様も良かったら行ってみてくださいね。

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新築プロデューサー:山口 朋樹
新築プロデューサー:山口 朋樹

■資格
・環境アレルギーアドバイザー
・2級ファイナンシャル・プラン二ング技能士
■お客様へのメッセージ
仕事をする中で、一番強く思っていることは「お客様に喜んでほしい」ということです。
そのために、できるだけ分かりやすく具体的な資料を提示するようにしたり、 お客様からのメールをすぐに返信したり、少しでも喜んでいただけるように努めています。

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