木の効果③
こんばんは。杉山です。
3連休の最後。今日も
豊明市二て見学会が開催されました。
沢山のご来場ありがとうございました。
見学会の様子はコチラからご覧いただけます。
さて、
3月に入っても寒い日が続き、3月なのに
インフルエンザになった!という声も多い今日この頃。
実は木の効果として
インフルエンザ予防が挙げられます。
ある調査によりますと
木造校舎とコンクリート造とで児童のインフルエンザによる学級閉鎖を
比較した所、木造はコンクリート造の 1/3 という
という調査結果が出ています。
これは木材に湿度調整効果があり、ウイルスや細菌が
発生しにくい湿度環境を整えてくれる働きがあるためです。
人間が快適な湿度環境は40%~70%まで。
湿度が30%を下回ると、インフルエンザやバクテリアなどの
菌類が生息できるエリアとなります。
上記の調査結果を分析すると
木造は湿気を呼吸し、湿度を50%前後に整えてくれる事に対し
コンクリート造は湿気を呼吸しない為に冬場の湿度が30%を
下回り、インフルエンザに感染してしまったといえます。
人間が快適である空間では、他の生物(インフルエンザ菌やカビ、ダニ)は
生息できない不快な環境となります。
逆にいうと、人間が住みにくい不快な環境(湿度30%以下、80%以上)では
他の生物が快適に生息できる環境です。
それを整える湿度環境が大切だという事になります。
無垢の木材やフローリングでは加湿器、除湿器を使わずとも
自然に湿気を呼吸させ、コントロールする事ができ、
子供や人間にとって、やさしい環境となるのです
おまけ
冬の時期、加湿器などで、湿度を50%以上にしていて
潤っているから大丈夫だと思っている方・・・・
湿度だけ管理していてはいけません。
冬場の室温16℃を下回ると湿度60%でも乾燥しているエリアとなり
室温9℃を下回ると、湿度100%でも乾燥している事となり
インフルエンザ菌が蔓延します。
湿度コントロールと共に、温度コントロールが
必要です!