名古屋
プロデューサーブログ

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冬でも暖かい!?その秘密

2017年1月11日(水)

お元気ですか?

走るトップエイジナビゲーター池田がお送りする水曜ブログでしょーの時

間です。

1月も2週目に入り、お正月気分もすっかり抜けた頃ですね。

しかし、体調を崩される方が社内外に多発(!)しております。くれぐれも

お身体ご自愛くださいね。

 

さて、年末のご挨拶廻りでお会いしたオーナー様からほぼ100%頂いた

「この季節でも、本当に暖かい。」と言うお話しですが、これにはちょっとし

た仕掛けのお陰があります。

それが、ザバーンと言う外壁の室内側に設ける調湿シート。

 

建物完成後は壁の裏に隠れて見えませんが、工事中も魔法の断熱材

セルロースファイバーの表面に「さりげなく」施工されているので、気づく

ことがほとんど無いのですが、これが当社の手掛ける「呼吸する外壁」の

湿度を絶妙にコントロールしている、陰の立て役者なんです!

 

木造住宅に結露は大敵ですが、実はこの結露、冬だけに発生する訳

ではないんですね。

夏型結露と言って、冬の結露の発生メカニズムが逆転する事で、下の

図の様な結露も発生するリスクがあるのです。

20170111a

ザバーンの特徴はズバリ!調湿性能。

もともと呼吸ができるアイジースタイルハウス 0宣言の建物は、万が一

この夏型結露が発生したとしても(実際には、そのリスクはほとんどありま

せんが。)、外壁の呼吸によって水分を屋外に排出できるので、問題に

はなりません。

 

じゃあ、どうして採用しているのでしょうか?

それは、冬季の「過乾燥」を防ぐためです。

どういうことか?と言いますと、実はこのザバーン、発生した水分の量に

応じて分子レベルで、水分の透過をコントロールできると言う、超スグレ

モノ!なんですね。

 

仕組は、次の通り。

20170111c

夏は夏型結露の有無に関わらず、季節的には湿気の多い季節です。

その湿気の量に分子が反応して、上図の様に分子同士が結合します。

その分隙間が発生し、丁度湿気レベルの水分の分子が通れる大きさ

なので、呼吸する外壁性能をフルに活かし、余分な湿気が室内から

屋外に排出されると言う仕組です。

 

そして冬は、乾燥気味な室内になってしまう為、なるべく室内の湿気を

逃がさない様にする必要があります。その調整をこのザバーンが行なっ

てくれます。

仕組は下図の通りです。

20170111d

ザバーンの標準分子構造では、湿気レベルの水分が通り抜ける

隙間が無い為、水分(湿気)一定の量に達しない限り、ザバーンの

分子を結合させられないのでその通り道が開かず、丁度良い具合

に湿度を室内に留めておくのです。

 

まとめると、こんなイメージです。

20170111b

 

いかがですか?

目立たない存在ですが、外壁が呼吸するだけでなく必要な水分

を調整し、夏はサラサラ、冬はしっとりとした室内環境を保つ事によ

って、温度だけではコントロールできない「快適性」に貢献している

のです。

 

だから、「冬でも暖かい!」が実感できるですね。

 

実感してみたい!と言う方は、次回1月22日のイベント

体感ツアー&構造現場見学会

にて、ぜひお確かめくださいね!

人気の予約制イベントですので、お申込みはお早めにどうぞ。

 

-業務連絡(!?)-

1月のランニング実績 24km。

おかげ様で、順調です。(笑)

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