2023.12.05
/ Q&A /
この質問への回答ですが、絶対にそうなると断言は出来ないという事だけご理解いただくことを前提として、「おそらく下がることはないだろう」と思われます。そう考える理由を以下3点書かせて頂きます。
出展:国土交通省 不動産価格指数
このデータを見ると、2020年から価格が大きく上がっているのは間違いありません。全体的な傾向も、時期によって一時的に下がる事はあれど、基本的には少しづつ上がり続けています。
又、住宅の工事費の推移を下記のグラフに示します。
出展:(一般財団法人)建設物価調査会
2011年の工事費を100として、2021年まで確実に上昇傾向にあります。特にこの3年は、ウッドショック、燃料費の高騰、円安効果により上昇幅が大きかった事は事実ですが、過去10年の流れを見てもここから工事費がはっきりと下落方向へ向かう確率は極めて低いのではないかと思われます。
ウッドショックで大きな話題となった木材価格ですが、一時の高騰からは脱したかなと思われます。
出展:農林水産省 木材製品価格の推移
グラフを見てお分かりの通り、去年の夏頃から木材価格はかなり落ち着きを見せており、一部材木では若干下落傾向となっています。海外の事情に大きく左右されてしまう事ですので、あまりはっきりとは言いがたいですが、ここから急に価格が激しく動くという事はなさそうかなと思われます。
とは言っても、令和2年から比べると変わらず高いのではありますが。。
私達も出来れば住宅価格は下がってくれた方がお客様の負担も減りますし、正直そうなって欲しいとは思うのですが、過去10年の流れや近年の情勢を見てみると、待っていれば自然と昔の価格に下がるとは言えないと思います。