2023.12.05
/ Q&A /
”漆喰の壁にすると、数年後バキバキに割れる”と思われる方が多いかも知れませんが、まず結論から言いますと、そんなにあちこちが割れるなんていう事はありません。
こういった話しは”論より証拠”という事で建ててから10年経ったお住まいの様子を御覧頂くのが良いと思います。
こちらは現在10年目のお住まいの写真です。
こちらも上とは別のお住まい。こちらも10年経ったお住まいです。
建てる前は色々と御不安になる事はございますが、住まいのあちこちでひび割れが出る様な事はありません。
ただ、絶対に入らないと言ってしまうと、それは言い過ぎになります。
①漆喰壁に無垢の木材がくっついている部分では、無垢材が年月を経て少し動いた分、すき間が出来たり、ひび割れが発生する事があります。
②漆喰は年月を経るほどに硬化する特性を持っています。逆にいいますと最初の0〜2年はまだ柔らかさが残っていますので、振動により一部割れが出る事はございます。この場合は、後ほど補修用の漆喰で埋めてあげれば、綺麗に直ります。
③角部も同様に最初の2〜3年は物をぶつけたりして欠ける事はあります。
写真のお住まいの左角の壁は、何度かカバンなどが当たったので、その度にお施主様が補修されています。実際はお施主様自らの手で直せる範囲で留まる事が多いと思います。
もちろん、大きく欠けた場合は我々建築業者がお邪魔して直します。
壁紙と同じく、数年経つと黄ばんできたりしないの?と聞かれる事もございます。が、色が変わることはないと言えます。写真では中々細かな色が表現できませんが、タバコなどの影響が無ければ新築時と同じ色合いでしっかり年月を重ねてくれます。