2024.6.09
/ イベント・CSR活動 /
今年も、アイジースタイルハウス本社の所在地浜松市にある市立浜名中学校さんにお伺いし、5回目となる職業講話を行ってきました。
浜名中学さんとのご縁をいただいてからこれまでで5年ほどになります。その間、生徒さん方の未来のために社会を知る機会の創出として同校が取り組まれている「職業講話」に参加して参りました。
今回は、設計課のコーディネーター増田、工務課の現場監督足立、新築プロデューサーの元野と企画課の広報担当寺田の4人がお伺いしました。
当日は、各人から名前、職種、出身などの自己紹介と共に、この会社(株式会社アイジーコンサルティング)に就職した理由なども披露し、続いて、本題である自分の職種や職務についてのお話に進んで行きました。
講話では、現場監督は、職人さん方に的確な指示を出すために、担当工事の図面を頭に叩き込むこと、設計コーディネーターは、お客様の要望をなるべくたくさん取り入れる工夫を考えること、プロデューサーも様々な段取りを手配することなど、実務者ならではの実態をお伝えしました。
また、生徒さん方からの質問も現実味のあるものが多く、必要な資格やこれまでに大変だったことなどを聞かれました。中には「年収は?」とよりリアルな実態を知ろう(笑)とするものもありましたが、「中学でしておけば良かったと思うことは?」という質問には、各講話者も自分の中学時代を振り返り、今目の前にいる中学生の子供たちに役立てて欲しいという熱い思いで真面目に答えていた姿が印象的でした。
住宅建築業にも色々な職種がありますが、どの職種でも意外なこともする場面のお話では、教科書やインターネットなどからは得られない内容でもあり、十代の若い生徒の皆さん方にはちょっとした驚きの様でした。それは例えば、設計の担当者でも設備やタイルなど材料の値段を知っていなくてはならないことや、新しい法令や材料、工法などの勉強が常に必要だったり、現場監督なら職人さんが仕事をしやすいように現場の掃除やご近所さんへのご挨拶が必要だったりすることなどです。
職業講話は、字の通り世の中にたくさんある職業の一実務者としてそのお話をします。この時、職業や職種自体のことだけでなく、どんな経験をしたりどんなことを考えたりしたのかなど、リアルな社会人の姿もお伝えします。それによって、表面的ではない仕事のおもしろさや大変さなども生徒の皆さんに伝わり、より深い興味を持っていただけるのではないかと思っています。
弊社では、今回の様な取組みも持続可能な社会=サステナブル社会の実現の一部と捉えています。
弊社の実践的サステナビリティとして取り組む JAPAN WOOD PROJECT は、社会に循環する持続性をもたらしますが、今回の様な次代を担う世代との交流も、彼らが将来社会を支える時代の働き方として、その様な視点で仕事を選んでくれるのであれば、長い目で見たサステナブル社会の実現と考えるからです。