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無垢フローリングのお手入れについての実態調査結果【アンケート結果】

無垢フローリングの認知度や人気は年々上がっており、実際に暮らしてみての感想はネット上でも見ることができる様になってきました。しかし、日本で建築される住宅での採用率はまだまだ低く、実生活を続ける中でのお手入れは実際どの様にしているのか?の情報はあまり見かけられません。

そこで、今回は弊社が標準仕様としている無垢フローリング材のお家にお住まいのオーナー様にアンケートをお願いし、32組のみなさまからいただいたご回答をお伝えします。

無垢フローリングのお手入れについての実態調査結果

 

無垢フローリングの日頃のお掃除方法は?

まず初めに、一番気になる掃除の方法について伺いました。

無垢フローリングの掃除方法についての回答

ダントツで掃除機が1位で、9割以上を占めていました。

意外だったのは、水拭きが2位で2割以上もあったことです。

弊社では、お引渡しの際には無垢フローリングへの水拭きはなるべくされない様お伝えしています。それは、無垢材の表面を過剰な水拭きによって傷みを早めてしまう可能性があるからです。もちろん、乾拭きでは拭き取れない汚れの場合は仕方ありませんが、日常的なお掃除が水拭きとなると、無垢材の自然な水分の吸放湿サイクルに影響することが考えられます。

アンケート結果はご覧の通りですが、実際には、水拭き以外の自分に合った方法をお勧めします。

無垢フローリングのお掃除頻度は?

次に、頻度を伺いました。

無垢フローリングのお掃除頻度のアンケート回答

こちらのグラフをご覧になって「ホっ」とした方、「ハっ!」とされた方(笑)、いろいろかと思いますが、週に3回以上お掃除される方よりも週1、2回という方が多いというのは、家でお掃除をご担当される方にとってなんだか安心感を感じる結果ですね。

 

ただこれは無垢フローリングならではというよりは、弊社の建築住宅の天井や内壁の標準仕様として採用している「漆喰」が「空気中のホコリを寄せ集めづらい」という無機質ならではの特性によって、気になるほどのホコリが溜まるのに相当の時間が掛かるということが考えられます。これは、静電気を起こす材質であるビニルクロスとの大きな違いとも言えます。詳しくは以前のブログで書いていますので、もしご興味がありましたら、ぜひコチラをご覧ください。

ワックスがけの有無とその頻度は?

無垢フローリングに着色する場合を除き、ワックス掛けかクリア塗装による表面保護をします。ワックスはその効果の保持期間が塗装よりも短く、使用頻度によって半年~2年に1回程度のワックス掛けが理想的ですが、実際のオーナー様はどうでしょうか?

まずは、そもそもワックス掛けをするかしないかを伺ってみました。

無垢フローリングのワックス掛け有無アンケート結果

結果は、半数以上がワックス掛けを「行わない」との回答でした。もちろん、着色塗装したフローリングのワックス掛けは不要ですが、弊社の場合、ほとんどの住宅でフローリングへの着色はしていません。

 

次に、「行う」と回答された方のその頻度はいかがでしょうか?

無垢フローリングにワックス掛けをする頻度のアンケート結果

7割近くの方が「年1回以上」との回答です。

先に述べた通り、ワックス掛けの理想的な期間はその部屋の使用頻度によって違いはありますが、年に1回以上であれば、フローリングの汚れや痛みはかなりの期間に渡って気になることは無いでしょう。ただし、無垢フローリングの特性として、合板フローリングで見られる経年による表面剥離の様な劣化の仕方はしないことを考えると、定期的なワックス掛けは主に汚れ防止という意味合いが強くなります。つまり、無垢フローリングの汚れの度合いをどの程度まで許容するかによって、ワックス掛けの頻度に違いがグラフの結果として現れたものと言えます。

ちなみに、半年に1回や2ヶ月に1回ワックスがけをされる猛者(!)のオーナー様もいらっしゃいましたが、それぞれ1組様ずつでした。

その他にしているお手入れは?

無垢と言えば、やはり傷に対するお手入れも気になるところです。

実際は、どうなんでしょうか?

無垢フローリングの清掃以外のお手入れアンケート結果

アンケートにお答えいただいた32組のオーナー様の内、12組(約33%)の方が傷の補修をされているとのこと。お皿程度の重さの物が落ちたくらいではほとんど傷が付かない一般的な合板フローリングと比べれば、無垢フローリングではそれなりの数の方が傷補修をしているとは思います。しかし、ネット上などで散見される「無垢フローリングは傷が気になるのではないか?」との声の割りには、「この程度」とも思える結果ではないでしょうか。

無垢フローリングが合板フローリングと比べて傷つきやすいことは確かです。しかし、このアンケート結果からは、実際に生活を始めると「思ったほどには傷が付かない。」「傷が気にならない。」ということだったのではないかと推測します。

 

その他、シミになった汚れを取るのもほぼ同じ結果です。

傷の補修やシミの除去は、自分でできる方法をお引渡しの際に資料を添えてお伝えしていますが、実際には、今回のアンケートで「サンドペーパーで削り取ったけど、ワックスを掛けたらきれいになった。」というオーナー様の回答もありました。

傷やシミに関しては、無垢の木が持つ様々なメリットと比べどの程度許容できるものなのか実際に住んでいる方のお家を見せてもらったり意見を聞いたりして、自分の考えを持てるようにすることが大切だと強く感じます。

無垢フローリングの傷や色の変化が気になりますか?

そこで、次の質問では傷や色の変化が気になるかどうかを聞いてみました。

選択肢には「結構気になるので、こまめに手入れをする。」というものも用意しましたが、こちらへの回答は0。約95%を占める30組のオーナー様は「慣れた」「気にならない」という結果です。

いかがでしょうか?

実際に無垢フローリングのお家にお住いの方へのアンケート結果ですので、無垢材に対するネットなどでのネガティブなイメージは、未経験者の想像が先走っている様に思います。

今回は、更にお手入れの頻度に対する印象も聞いていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

メンテナンスやお手入れの頻度は、入居前の想定通り?

こちらは、更にポジティブな選択肢への回答が多い結果でした。

「想定よりも頻度が少ない」が半数近くまで昇り、「想定通り」と合わせて約97%を占めます。

まとめ

ここまで見てきた通り、無垢フローリングのお手入れについて、清掃は掃除機やカラ拭きなど乾式で1週間に1、2回が平均的で、ワックス掛けまで行うのはそのほぼ半数にまで減ります。ただし、ワックス掛けは年に1回以上実施する方が8割に上り、わが家のお手入れを真摯に取り組まれている様子が伺えます。

また、実生活でどうしても付いてしまう傷や汚れなどについては、ちゃんとお手入れをする方も3割程いらっしゃいますが、ワックス掛けをする約5割の方よりも大幅に少ない結果です。これは、無垢フローリングの傷や色の変化が気にならないと回答いただいた方が95%にも上ることと合わせて考えると、無垢フローリングの汚れや傷、色の変化は、ほとんどの人が気にしないと言って良いのではないかと考えます。

 

アイジースタイルハウスの無垢フローリングについては、コチラから。

 

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