もし家を建てるなら
住宅取得をお考えの方は、実際にどんなタイミングで取得したのかを参考にしたいと思うことがあると思います。
今回は、弊社アイジースタイルハウスで新築や建替え、あるいは既存住宅のフルリノベーションをされた32組のお施主様にアンケートをお願いし、住宅取得のタイミングやその他参考になりそうな事柄について、いただいたご回答をご紹介いたします。
※分譲(建売)住宅の購入は含んでおりません。ご了承ください。
回答者の住宅取得の内訳
ご回答いただいたお施主様の内訳は、グラフの通り「更地に建築」という方が90%以上、建て替えまで含めると99%が住宅を「建てた」方々です。リノベーションを主体とした企業では、当然この比率も全く変わると思いますので、手掛ける工事の多くが弊社の様な建築を主体とした企業での実態とご理解いただければと思います。
住宅取得のタイミング
実際に住宅を取得(建築、リノベーション)した際のタイミングは、以下の通りです。
お子様の入園、入学のタイミングでの取得が40%近くを占め、1位。「結婚や婚約を機に」と「妊娠後~出産前後」がそれぞれほぼ同等の約16%ずつで、上位3つのタイミングだけで全体の約70%を占めています。人生や生活スタイルが大きく変わる節目という共通項があります。
次いで、「定年後」と「気にしなかった」が同率の4位ですが、「定年後」というのも上位3位に共通する「人生や生活が変わる大きな節目」と同じですね。また、「気にしなかった」という方が4位というのは、これを多いと感じるか少ないと感じるかは、人によって様々である様に思います。
残り約19%の内訳は、以下の通りです。
- アパート(借家)住まいが続いていたので、そろそろ持家が欲しいと思った。
- 賃貸のランニングコストを考えた。
- 年齢的に35年の住宅ローンが組めるリミットだった。
- 消費税アップ前のタイミングで踏み切った。
- 40歳になるのを機に。
- 子供が全員2歳以上になったので。
子供が産まれる前に家を建てた方の回答
家を建てて良かったと思うこと
- ゆっくり打ち合わせができた。
- 何度も打ち合わせに出かけたり、長い話をするのは小さい子がいると大変だっただろうから、産まれる前で良かったと思います。
- 打合せ、ショールーム訪問などフットワーク軽く行けた。
- 夫婦で家づくりに没頭できた。
- 打ち合わせの時間が取りやすかった。
- 保育園や学区に縛られないで土地探しができた。夫婦でじっくり落ち着いて家づくりができた。
- 子供が居ないので楽でした。今では打ち合わせも大変な状況(幼児2人)ですので。
- 妊娠中の打ち合わせで楽しみが多くなった。
など、子供に割かざるを得ない時間と労力を、住宅建築のために注ぐことができるという声がほとんどです。
大変だったこと・後悔していること・もっとこうすれば良かったと思うこと
- 特にない。
- 吹き抜けにしたら、子どもの出す音が思っていた以上に気になった。
- おもちゃの収納場所がまさかこんなに必要だとは、、、。
- 水回りを汚しやすいので素材をもう少し検討しても良かった気がする。
- 部屋や収納の想定が難しかった。
子供が産まれた後~巣立つ前に家を建てた方の回答
家を建てて良かったと思うこと
- 子どもの予測不能な動きを念頭に置きながら、危なくない家づくりができた。
- 子どもに必要な部屋や、家の間取りを検討する方が出来た。
- 子どもの人数、性別が決まっているので生活のイメージがしやすかったです。
- 子供部屋の数をあらかじめ決めることができる。
- 住むエリアの的が絞れた。
- 子供たちとの将来を想像して楽しかった。
- 子供の頃から良質な本物の家を体感できた事は将来の家の指針になると思っています。
- 将来を見据えたプランを作成できたこと。
- 新築が建っていく様子を子供に見せられたこと。
やはり、実際の家族の状況を踏まえながら現実的な視点で計画できることが利点になっています。子供がいることで学区の問題から建築エリアが限られることを、逆に「的が絞れた。」と前向きに捉えているオーナー様もいらっしゃり、物の考え方、感じ方は自分次第ということが分かります。また、子供にわが家の建築の過程を経験させてあげられたことや質の良い住宅での成長が将来の子供の家づくりに役立つというご意見は、子供を想う親の気持ちがひしひしと伝わります。
子育てしながらの住宅建築は、建築後の生活が計画通りに実現しやすいことと、子どもの年齢によっては、その子供の将来に何らかの良い影響を与えるという側面は、とても大きなメリットだと思います。
大変だったこと・後悔していること・もっとこうすれば良かったと思うこと
- 子連れでの打ち合わせが大変だった。
- 打ち合わせに連れて行くのが大変だった。
- 打ち合わせ時は、子どもがまだ幼かったので、打ち合わせに集中しきれず大変でした。
- 学区内での建築が難しく、学区外通学となり毎日の送迎が大変だった。
- 落ち着いて打ち合わせできなかった。
- 巣立つまでの期間を熟慮して、子供部屋をもう少しコンパクトにしても良かった。
- 生後10ヶ月を連れての引っ越しが大変だった。
上記は実際の回答の一部ですが、「子供を連れての打合せが大変だった。」という趣旨のご回答が大半でした。それも、打合せ中だけでなく打合せに向かう前から始まる場合もあり、更には建築後のお引越しも子供の年齢によっては想像以上かもしれません。やはり、子供がいる場合の住宅建築計画は、ある程度子供の年齢を考慮することが望ましいかも知れません。
今回は、弊社のお施主様からいただいた住宅建築に関するアンケートの結果をご紹介してまいりました。今後も、いろいろな角度からのアンケートを実施し、住宅建築をお考えの方にお役立ていただけそうな情報を順次掲載してまいります。
ぜひ、お楽しみにしてください!
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