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2020.10.02
最近は高断熱住宅をうたう住宅会社が多くなっているようです。
が、どこからが『高断熱住宅』と言っていいかとの明確な基準はなく自分で自社の仕様は『高断熱住宅』だといえば高断熱住宅と言えてしまうのが現状です。
さらに分かりにくいことに断熱性能を示す基準がたくさんありすぎなんです。なんでこんなに同じような基準が乱立しているかは知りませんが分かりにくいったらありゃしない。
こんにちは、森です。
国内の断熱基準ですが、思いつくところで 【断熱等級4】とか、【ZEH基準】とか、【次世代省エネ基準】とか、最近は【HEAT20G1・G2グレード】なんかもよく聞くようになりました。
今あげたいくつかの基準を断熱性能の高い順に並び変えることができます?
下の表が高い順に並べたものです。
こうして並べてみるとすっきりとして違いが分かりやすいですよね。
この一番下の【断熱等級4級】って基準もこの中では一番下ですが【次世代省エネ基準】って基準はほぼこの基準と同等です。『次世代』なんて仰々しい基準がその程度ってどうかと思いますがそう決まっているので仕方ありません。
まあ、ほぼ無断熱のような家に比べればずいぶんマシなんでしょうが【断熱等級4】程度の基準を満たしている程度で『高断熱住宅』をうたうのはやめてほしいなと思います。決して断熱性能が低いわけじゃないんですけどね。
なんとなく例えていえば【断熱等級4】レベルがインターハイに出場できるレベルで、【HERAT20G2】グレードがインターハイの準決勝とか決勝で戦えるレベルというとわかりやすいでしょうか。
偉そうに言ってしまいましたがアイジー仕様はこの中では一番上の【HEAT20G2グレード】。
ちなみに先日お邪魔した2年前ぐらいにお引渡ししたオーナー様の家で今年の夏はどれくらいエアコンを使ったか聞いてみたら『今年はちょっと暑かったんで数日はエアコン入れました』とのこと。
『今年はちょっと暑かった』なんてレベルじゃなかった気がしますが実際のオーナー様の声です。
ということで分かりにくい断熱基準を性能順に並び変えてみましたが断熱基準で分からなくなったら上の図をみて性能差を見比べてみましょう。
では、また。