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2020.9.04
地球品質というスローガンを掲げた我々ですが、
その文章の中に「自然の恵みと知恵を最大限に生かし、」という一文があります。
自然の恵みを最大限に活かすと言うと聞こえが良いですが、、、
では、実際に何を意識して行くか?そんな事のさわりを今日は書いてみたいと思います。
まず自然の恵みを活かすとは?大きく2つあると考えています。
1つは、「住まいの設計と庭の一体化を進めていく事」です。
普段の生活の中で緑を感じられる時間を最大にする設計。これを出来るチームにして行きたいなと思っています。“ただ庭や駐車場の配置を整える”では無く、また“外構屋さん、庭屋さんを紹介して終わり”では無く、“設計と緑の計画は一つのものである”として進めて行く。
例えばキッチンに立った人が毎日見る正面の風景。そこにはどれだけの緑があってどんな気持ちになれるのか?それを設計する事が設計士の仕事であると思います。
さらに、街からの目線を緑でコントロールする事も、設計が緑を考える上で重要です。無味乾燥な建物だけが街に見えているより、緑と共にある住まいの方が良い雰囲気でしょう。ただし、同時に住まいの中はあまり街にさらしたくはありません。そんな見られたくないモノを上手に緑でスクリーンにしてあげる事。そんな事も設計段階で決めておくと庭屋さんとの話し合いも上手く進められると思います。
2つめ。これは単純明快ですが、太陽に素直な設計をする事。
つまり、夏場の日射を徹底的にさえぎり、冬場の日射を最大限取り込んだ設計ですね。文章にするだけだと簡単ですが、案外とこれは出来ていない事多いです。
夏場の日射を防ぐ。ただこの1点を叶えるだけでも、窓上には軒の出や庇が必須です。この庇ですが、一般的には窓高さの1/3の庇が必要と言われていますので、それだけでも巷によくある箱型の家というのは出来ていない事が非常に多いです。当然、お客様の御希望などもあったり悩むことも多いと思いますが、出来る限り地球品質というテーマが目指す理念をダイレクトに叶える住まいのあり方を追求して行きたいと思います。