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2019.9.10
今年もやってきました台風の季節。台風前に工事現場では台風養生という足場の倒壊、飛散物がおきないように対策をとっています。そのおかげで、今回もどの現場でも問題がおきませんでした。やっぱり事前準備が大切ですよね!佐原です。
少し前から「平屋に住みたい」と希望される方が増えています。
背景には核家族化が進み家族構成も少人数化した事で、そんなに大きな家である必要が無くなってきた事。むしろ、小さくても、ゆったりと開放的な空間を楽しみたいという人が多くなってきたからだと思います。
では、実際に平屋だとどんなメリットがあるのでしょうか?
簡単に平屋のメリットを5つまとめるとこんな感じです。
〇ワンフロアなので動線が短く移動が楽
すべてが同じフロアになるので生活動線が短くなります。
〇1階で生活を完結できるので老後の心配減少、2階にあがらないから楽
寝る為に2階に上がる必要がない暮らし。老後の階段上り下りの心配がありません。
〇階段がない分そのスペースを有効活用できる
2階建てだと階段が必要となり4畳から5畳ほどスペースがとられますが、平屋なら不要となり空間を有効利用できます。
〇平面的な広がり、高さを活かすことができるので、家が広く感じる
平屋は視線の抜けや奥行き感を出しやすく、家を広く感じられるので暮らしている中で『ゆったりと暮らしている』感覚を味わう事ができます。
〇2階が乗っていないので構造的に強い
住宅そのものに高さがない事で台風、地震などの災害にも、万が一の火災の際にもサッと逃げ出すことができます。
メリットだけではなくもちろんデメリットもあるので5つまとめるとこんな感じ。
×2階建ての家と比べると、同じ大きさなら平屋の方が坪単価が高くなる
平屋は2階建てに比べ同じ坪数のお宅でも基礎と屋根の面積が増えてしまう為、費用が多くかかってきます。
×平屋の中心部は暗くなりやすく間取りの難易度が高い
部屋に挟まれる間取りの中央部は、窓を設けることが難しく、暗くなってしまうケースが多いので、これを解消する設計力が必要です。
×広い土地が必要になる
敷地に余裕があればデメリットになりませんが、購入する場合は通常よりも少し大きく土地が必要になる為、購入コストが高くなります。
×プライベートの確保が難しい
家族間のコミュニケーションはとりやすいですが、逆にプライベートをしっかりと確保できるようにしないと家族間でのストレスにつながります。しっかりと空間を設計する必要があります。
×防犯のうえで不安がのこる
すべての部屋が1階で窓が多くなる為、どの部屋も防犯を気にしないといけません。防犯ガラスは最低限必要となってきます。
このように平屋は、メリット面を見ると暮らしやすい家ができる。
デメリット面を見るとコストと大きな土地が必要になってくる。
この条件をクリアしないと実現できないため、 『憧れの平屋』と言われるのです。
平屋にしても2階建てにしても、メリットとデメリットが存在します。ここをしっかりと理解して、自分達にあった家づくりの選択が必要ですね。
各写真をクリックいただくと過去の平屋住宅の施工事例に移動しますのでよかったら見てください。
では、では。