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2020.3.11
3.11 東日本大震災から9年。
弊社では社員の7割にあたる130名を超える人がボランティアに参加しました。
私も公益社団法人日本国際民間協力会NICCOの主催するボランティアで
気仙沼市と陸前高田市での建物調査、建物危険判定の為に
1週間ほど泊まり込みで参加していました。
当時は災害直後だった為、瓦礫の山の前に人の無力さを感じていた事を覚えています。
あれから9年。まだ復興とは程遠い。
私達ができる事はこの災害を風化させない事。これだけでも大きな支援に繋がっていきます。
浜松市は企業の社会貢献活動及び従業員の地域活動への参加を促進するとともに、
CSR活動に取り組む企業の裾野を広げ事を目的として、
優れたCSR活動を行う企業を表彰しています。
そこに弊社の取り組むジャパンウッドプロジェクトが優秀賞として
ソーシャル活動部門で浜松市より表彰されました。
企業が社会に対して責任を果たし、社会とともに発展していくための活動の事をいいます。
私達アイジーコンサルティングは儲けの為に起業したのではなく120年前に社会貢献の為に創業した会社です。
今でもなおこの精神は企業理念として社員の一人一人心に根付いています。
冒頭に書いたように、ボランティアを積極的におこなうのもこの精神が根付いているからです。
今回私達が表彰された内容は、天竜檜 1本の丸太を最後まで使い切る活動です。
この活動はお客様をはじめ多くのステークホルダーの協力があって実現しています。
こんな事当たり前なのでは?と思われがちですが、
家の柱に必要な中心部以外の部分は捨てられたり、細かく砕かれチップになっているのが実情。
檜という良い材料が有効利用されずほとんどがうまく利用されていない。
ここを解消させようと弊社が中心となって林家さん、森林組合、加工業者、資材搬入業者、建具職人さんを招集してよりモノを安くお客様に提供できるように仕組みを作ってきました。
この活動が大きくなればなるほど、家を建てるお客様によい材料を提供する事ができ、
関連する企業は適正な利益を得ることができ、更には、山がきれいになり水がきれいになる。
誰にとっても良い事が訪れるような取組みなのです。
まずは、浜松市からお墨付きを頂きましたのでこの取り組みを更に加速させていきます。
では、では。