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2019.7.04
みなさまこんにちは、内山です。
雨が降り続いていますね。
換気もろくにできてないはずなのに、室内干しはいつも通り渇くので、さすがアイジーの家!(笑)と自画自賛しています。
今日は湿度が関係無いような、あるような基礎断熱の話です。(いえ、ちゃんと関係あります!)
弊社の家では建物の一番下の構造体である基礎に、基礎断熱を採用しています。
基礎断熱を標準採用することによって、冬場の1Fの床が冷たい!ということが起きなくなりました。
見学会や自宅に来ていただいた方には、実際に見てもらっています。
それがこんな感じです。
自宅のスキップフロアに床下点検口が見えます。
床下点検口のフタをカパッと開けるとベタ基礎の底盤が見えます。
底盤の上に見えている黄色いモワモワが基礎の立上り外周部を覆っている基礎断熱材です。
基礎断熱でない家の床下点検口を開けると、冬場だと冷気が入ってきたり、そもそも床下点検口の周りはスゴく寒かったりします。
しかし、基礎断熱の場合、ふたを開けても温湿度はほとんど室内と変わりません。
それが基礎断熱の特徴です。
これは、冷たい外気を床下に入れる通気口がないためです。
床下が湿気てしまわないか?
大丈夫です!通常の通気口の代わりに、室内の床にガラリと呼ばれる小さな換気口をつくり、床下に設置した機械式の換気扇で、室内の空気を床下に通し、屋外に排気するシステムになっています。
室内のきれいな空気を床下の乾燥に利用しつつ、床下も年中適度な温度に保てるのが特徴です。
基礎施工後は数年に渡ってコンクリートに含まれている水分が湿気として放出されるので、換気が上手くいかないとすぐに床下に湿気がこもりやすく、建物を傷めたりカビたりしやすくなります。
施工不良などで、うっかり基礎の通気口を塞いでしまい、床下からカビが生え家中ジメジメに・・・
という事例があったりしますが、無対策で通気口を塞ぐとそうなります。
しっかりと換気対策をとった上で「基礎断熱」。
これが理想です。