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軒の話し(便乗)

2016.5.16

吉田です。林ネタに便乗します。
軒の出、我が家も色々考えて90㎝出したのですが、東側に向かって片流れの屋根(軒先が東)なので、日差しに対しての役割は殆ど担えません。

但し、雨に対しては効果を実感しています。劣化については私の家もまだまだこれからわかってくることですが、「雨の日に窓があけられる」 というのがとてもありがたい。
窓を開けたままでちょっとお出かけしたい。でも天気が心配。
レアなケースに思えるかもしれませんが、意外とこのケースがあります。
または、窓を開けているのを忘れ、雨が降ってきたものの気にせずにいたら・・・床がビショビショになってしまった。
なんてこともあります。
更に、梅雨時期に葉に落ちる雨音を聞く、なんてのもなかなか風情があるものです。
とにかく、軒・庇、大切です。
①引違窓があるところには軒・庇があったほうがいい(引違窓は雨が入りやすい)
②庇がない、又は軒先側でない面は横滑り窓(雨が入りにくい)を数箇所配置しておく
全ヶ所網羅していなくてもいいですが、可能な範囲でこんな基準を満たせるといいでしょう。
本日検査に行ったK様邸では

こんな感じで全体に75cmの軒がありました。
当然軒を出せば屋根面積も軒天井面積も増えるのでコスト的にはやや割高ですが、それでも日射のコントロールなどを考えればエアコンのコストメリットもありますし、雨の日に窓を開けられることによるエアコンのコストメリットもあります。雨アカに対するメンテナンスコストを考えてもメリットがあるでしょう。
やはり最終的にはデザインに左右される部分が大きいですが、住んでみての実感として軒・庇はあったほうがいいです。
ちなみに、本日ちょっと紹介しました磐田の現場では5月28日に構造見学会を開催いたします。
軒の出が大きい家の雰囲気、という観点でも是非ご覧になってみて下さい。
では。

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