ブログBLOG
2023.3.16
12年前の3月11日。
東日本大震災からもう12年も経ちました。
どうしてもあの時の気持ちが薄れてしまいそうになりますが、災害は忘れたころにやってくるというのは世の常なので、設計者としてできる限りのことはやって行きたいと常々思っています。
東日本大震災は、地震による被害よりは津波による被害が結果的には多かったと思いますが、震度7も観測されており、また震度6強や震度6弱の範囲も広く、耐震性能の低い建物は津波が到達するまでに建物の被害もかなりのものではなかったかと思います。
阪神淡路大震災や熊本地震のように建物の被害を調査できていない分、実際にどのような被害があったのかはわかりませんが、東日本大震災の地震の挙動はデータが残っているためシミュレーションは可能です。
弊社では全棟耐震シミュレーションを行っております。
お客様とお打ち合わせをした実際の間取りを3Dモデル化し、過去の起こった大地震(特に阪神淡路大震災)が起こったとするとどのように揺れるのか、建物のどこにどのようなダメージが発生するかのシミュレーションです。
今まで100棟以上を、様々に条件を変えてシミュレーションしているため、今では間取りを見ると大体どんな感じになるかを想定できるようになってきました。
阪神淡路大震災や熊本地震を始め、東日本大震災、十勝沖地震、能登半島沖地震など様々な地震でシミュレーションを行いましたが、木造2階建て住宅に一番大きなダメージを与えるケースが多いのは阪神淡路大震災、というのが私の感覚です。
この耐震設計というものは、間取りづくりの中で非常に地味で理解されにくい部分なのですが、ここは設計者として絶対に死守するべき部分だと考えています。
自由に間取りを考えるということももちろん重要なのですが、お客様の命と財産と生活の拠点を守ることはもっと重要だと考えています。
間取りの打ち合わせの中で、こんな間取りにしたいというご要望はあるかと思いますが、設計担当に「このままご要望をカタチにすると、耐震強度を保つことが難しい。」と言われたら、できる限り耐震強度を確保することを優先して欲しいと思います。
では、また。
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