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火水休みの私には嬉し過ぎるお天気☀︎
だんだんと暖かくなってきて気分の上がっている伊藤からのお届けです!
岐阜旅part.2
先週のブログでは、
『セラミックパーク MINO』磯崎新さんによる建物をご紹介させていただきました。
本日は先週に引き続き、岐阜で行った建築物をご紹介!
『瞑想の森 市営斎場』瞑想の森
火葬場の改築に伴い整備された公園であり、「深い森への回帰」をコンセプトに設計されました。
設計を務めたのは、日本を代表する建築家伊東豊雄さんです!
周囲の自然や街並みと調和しつつ、伊東豊雄氏が手がける揺らめく屋根の建築とどのような関係性を作り出すかを熟考したいう、、、
その結果、故人と遺族の別れを優しく包み込みます。
建築の最大の特徴である凹凸のある大屋根は、20cm厚の鉄筋コンクリート造でできており、その有機的な曲面は内部空間にも及んでいました。
この大屋根は、外から見ると空を流れる雲が軽やかに浮いているように見えます。
一方、内からは火葬場という重苦しい空間を、やわらかく包み込むような空間に変化させ、遺族の悲しみに寄り添うような空間演出がされていました。
こだわり抜かれた細部
内部空間の計画的要素としては、内部に入るホール、待合室、火葬設備などの用途に合わせて最適な天井高を与え、それらを連続的に繋いでいます。
さらに、正座をする和室では天井は低め、椅子に座る洋室では天井は高めにするなど、細部にまでこだわった形状となっているそうです。
また、火葬炉へと通じる扉は、周囲の壁と同化した構成となっています。
これは、火葬炉の存在感はできる限り消し去り、火葬炉の入口が並んでいる様子を遺族に感じさせないための配慮からでした。
ここまで考えられたコンセプトでも、実際に建物を見て意図を汲み取れるのはわずかな情報だと思います。
感じ方が人によって異なるため、そこも魅力かなとも思います。
しかし、同じ建築関係で働く身としては設計者や依頼主の気持ち(
コンセプト)を理解しながら足を運んでもらえるとより嬉しいです!
■施設情報
- 休館日 :1月1日と友引の日
- 営業時間:8時30分~17時15分
- 見学時間:9時~9時30分
- アクセス:「新那加駅」下車 徒歩約40分
駅から少し距離があるため、車での移動がおすすめです!
夕方に行ったため、中の見学は出来ませんでした。
次行く時は内部までしっかり見れるようにリトライしたいです!
リアル体感
私たちの施工事例にもたくさんの写真があります。
ですが、肌触り、香り、質感、、など、実際に見ないと伝わりきらないものばかりです。
そこで!「
いつでも見れるオーナーさん家」というイベントがあります!
ホームページでは浜松・掛川での開催のみになっていますが、
名古屋でもご要望をいただければお客様に合わせたオーナーさん家をご案内いたします!
次回予告
次週ラスト!岐阜の行ってみた建築物のご紹介をします
本日紹介した「伊東豊雄」さんの設計した図書館です。
包み込まれるような惹き込まれるような、、温かみ溢れる優しい図書館、そんな印象を受けました。
ぜひご覧ください!
それではまた来週〜〜