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2023.3.05
みなさん こんにちは 山口です。
今回は、最近よく見る(だろう)30・60年の長期保証ってどんな保証なのか、について更新したいと思います。
全く関係ない話ですが、最近、家では息子の離乳食ばかり作っています。
最近は、蒸しただけの温野菜を自分で掴んで食べるようになってきました。
また、階段も自分で頑張って登れるようになりました。
もうすぐ1歳。子供の成長の速さに驚くばかりです。
結論から申しますと、新築時の住宅瑕疵担保責任保険にて保証されている内容を各期間まで延長しますよ、というコトです。
(※各工務店によって定めている内容に違いがあります。詳しくは、相談先の工務店にしっかりと聞くことをオススメします)
この住宅瑕疵担保責任保険には、弊社はもちろん、大手ハウスメーカーや中規模工務店、地元で活躍している小規模工務店に至る建築業者が、皆、加入します。
瑕疵担保責任保険とは、構造上主要な部分と雨水の進入を防止する部分に関して、引渡し日から10年間保証する保険です。設計施工基準に基づき、工事中の現場検査を実施します。万が一の事業者倒産時にも対応し住宅取得者様に保険金が支払われます。
■対象となる瑕疵担保責任の範囲
住宅瑕疵担保履行法では、構造耐力上主要な部分及び雨水の侵入を防止する部分に関する10年間の瑕疵担保責任を対象としています。
カンタンに言うと、
工事をした時に、柱などの骨組みや防水工事に初期不良があり、それが原因で家が傾いたり雨漏り水漏れが起きたら、責任を持って補修・補償しますよ、という事です。
この保証の対象期間は、新築から10年です。
この保証期間の延長をすることができますよ!!というのが良く見かける長期保証の内容です。
つまり、工事の初期不良に対する保証を長期間にわたって延長させられるよ!!という事です。
しかしながら、この延長は有償です。
大きく2つの費用が掛かります。
1つ目。
保証を延長するための保険料を、施主が負担します。
2つ目。
ハウスメーカーや工務店が出している「維持保全計画書」に基づく点検と補修、改修工事をする必要があります。
愛知県が出している「長期優良住宅維持保全のマニュアル」のメンテナンスプログラムの事例を基に30年間で必要になる費用を算出すると、875万円です。年間約29万円、月々24,000円の積み立て金が必要です。
住宅を新築して住宅ローンの支払いをしたうえで、さらに月々24,000円の積み立てをする。なかなかむずかいしいですね。
工事はお金がかかるからしたくない。けど、保証は延長してほしい、という事が通用しません。また、他のリフォーム会社のほうが安いからそっちで工事しますよ。だから、保証を延長してください、というのも通用しません。
あくまで、新築した工務店で計画通りにお金を払って工事をしたら保証が延長されます。
そして、何より大事なポイントは、工事した時の初期不良に対して保証されるという事です。
家を建てる人、すでに住んでいる人からすると、保証してほしい内容は「経年劣化」や「設備の故障」などではないでしょうか。しかしながらこれらは保証されません。補償対象外です。
弊社、アイジースタイルハウスもこの保証を10年から30年に長期化して、それを標準としてお客様に提供しよう!!と検討したこともあります。
しかしながら、長期保証を請け負う保険取扱会社の人の話を聞くと、上記の内容が保証されるという事を教えてくれました。
それならば、まずは、建築時に自社のチェックだけでは無くて、前回のブログで紹介した第三者監査を行い、確かな品質の工事をし、安全で安心できる住宅をお客様に提供しよう!!という事を決めました。
お家づくりを検討されている方で、この記事を読んでくださいった方は、ぜひ、長期間の保証があるから大丈夫そうだ‼ではなく、まずは、建築時の品質管理をどのようにしているのか。ここから詳しく聞いて、その上で、長期保証はどのような内容を保証するのか、自分が住んでいる中でどんなことを保証してほしいか、を良く考え、聞いてみることをオススメします。
では。
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