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2022.11.16
少し前まで『暑い』と言っていたのにもう最近は『寒い』ということが増えてきて季節の移りかわりが年々早くなっていく気がしている森です。
ところで冬になると結露に悩まされている方が多いのではないでしょうか。
結露は室内の空気の中に含まれている水蒸気が窓際など外気温近くまで冷やされると水蒸気が水滴になって窓や壁がべたべたになってしまうあれです。
空気はその温度によって含むことができる水蒸気量が異なります。温度が高いと水蒸気を多く含むことができて温度が低いと含むことができる水蒸気量が少なくなります。
この関係をグラフで表したのが下の図で【空気線図】と言います。
中学の理科の授業であったと思うので見たことがある人もいるのではないでしょうか。
【飽和水蒸気量】とか【絶対湿度】とか【相対湿度】とかです。
グラフにできるということは計算することによって結露する、しないが明確にわかるということになります。
住宅に限定すると室内・室外気温とそれぞれの湿度、壁を構成する素材の透湿抵抗(水蒸気の通しにくさ)と熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が分かればその場所でその条件で結露を起こすか起こさないかが明確になるということです。
で、アイジーではその結露計算を行って様々な条件下で結露を起こすリスクに対して検討しています。ちょっと説明が難しいのですがどんな条件でも結露を起こさないようにしている、というわけではないです。
特殊な条件下で結露が起こる場合もあるがそれは一時的で、ほとんどの場合結露を起こすリスクを費用対効果を高めて設計している、という感じです。
例えば外気温0℃で相対湿度50%で室内温度25℃相対湿度70%の結露計算の結果がこちら。
青の線が上にいき、緑の線を超す部分が結露が起こる状態になります。
結露リスクが非常に低い状態にできていることが確認できます。
他にもいろいろな条件で計算がかけてあるのでいろいろな条件下での結果を見ると面白いのですが、細かく説明するとさらに長くなりそうなので今日のところはここまでにしておきます。
では、また。
緑区にて2階リビングのお家で完成見学会を行います。
11月19日(土)~21日(月)までの3日間
ご予約お待ちしております!
11月18日(金)19時~はインスタライブをオフィシャルアカウントで行います。