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設計士の日常業務② プレカット図のチェック編

2022.1.10

久しぶりの設計士の日常業務シリーズ。
今日はプレカット図のチェックという非常に地味にみえるけれど
非常に重要な業務について書いていきます。

プレカット図のチェックと打ち合わせ

まず、プレカットって何?という話からですが

家づくりにおいて【上棟】という非常に大切な節目になる日があります。
こんな感じです。

 

この上棟とは一日で大工さんたちが家の骨組みをくみ上げてしまうという多くのお施主様からはいつも一日で一気に組みあがってしまうことにびっくりされる日です。

 

この【一日で一気にくみ上げてしまう】ためには柱や梁などの骨組みをくみ上げることができる状態にあらかじめ加工しておくことが必要になります。

 

そのあらかじめ加工しておくことをプレカットと言います。

 

で、その加工はプレカット工場という工場で大きな機械で行います。

ちょっとわかりづらいかもしれませんがこんな感じの非常に大きな機械で加工します。

 

もちろん勝手に機械が加工してくれるわけではないので、どの材料をどのように加工するのかというデータを入力しておくことが必要になってきます。

 

で、そのデータを入力するためのデータがプレカット図ということになります。

 

 

どんなデータが必要になってくるかというと、家を縦横に何層も輪切りにした図面がそのデータになってきます。

 

ということで、その2次元の図面を何層も並べて3次元をイメージしながら問題なく一日で組みあがるように考えていくのがプレカット打ち合わせでプレカット工場の人と森で行います。

 

こんな感じになってきます。写真撮るためにちょっと整頓しましたがもっとごちゃ混ぜになりながらいくつもの図面を並行してみています。そうしないと3次元でイメージすることができないのです。少なくとも私は。

 

この2次元の図面を使って3次元をイメージしながらってところが非常に難しいのです。
(言い訳)

 

で、このプレカット図が間違っていると、当然間違って加工されて、間違った材料が現場へ納入され、現場でくみ上げることができないということにもなってしまいます。

 

だから上棟の日というのはお施主様にとってはとても楽しみな一日なのでしょうが、私にとっては現場から電話がかかってこないことを祈りながらストレスで胃を痛めている一日となります。(笑)

 

お施主様はそんな私の苦労は知らずに上棟の日を楽しんでくださいね。

 

ということで、今日の設計士の日常業務でした。

では、また。

 

 

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では、また。

 

 

 

 

 

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