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2021.10.25
なんちゃって構造計算なんて過激なタイトルをつけてしまいましたが木造住宅の耐震性能に関する基準って本当にわかりにくいんです。
その分かりにくさを逆手にとって耐震性能を曲解する建築業者が少なからずあります。
そういった耐震性能を曲解して使いやすい言葉が『構造計算』という言葉です。
『構造計算』というと読んで字のごとく構造の計算をすることと、とらえられがちですがもうここが『なんちゃって構造計算』が生じやすい部分なんです。
『構造計算』と『なんちゃって構造計算』の何が違うかというと計算方法から要求される性能から何から何まで異なります。
この図をご覧ください。
木造住宅の耐震性能の基準は大きく分けて3つあります。
このピラミッド型の下から
①仕様規定
②性能表示計算
③許容応力度計算
の3つです。
図にもある通り上に行くほど計算が精密で安全性と信頼性が高い計算方法です。
構造計算に関してはココにもっと詳しく書いてあります。
どれも『構造』の『計算』をするものなので冒頭にあげた耐震性能を曲解して自分に都合よく使う建築業者は①の仕様規定とか②の性能表示計算でも『構造計算』と言ってたりします。
建築基準法では厳密に『構造計算』というものを定義しています。
なのでその定義に当てはまらない基準というか計算方法は『構造計算』ではないということになります。
で、『構造計算』の定義ですが
上の図のなかでは一番上の基準の③許容応力度計算だけが『構造計算』と定義されています。
だから『構造計算』を行うということは『許容応力度計算』を行うということと同義になります。
ということで『許容応力度計算』をしない『構造計算』はすべて『なんちゃって構造計算』ということができます。
『全棟構造計算行っています』という建築業者に
『許容応力度計算行ってください。』
と聞いてみてください。
正当な『構造計算』をする業者なら
『全棟行っていますよ』、と答えることができるでしょう。
しかし『なんちゃって構造計算』をしている業者は
『そこまで必要ないです』とか酷いと『なんですか、それ』みたいな回答が来るかもしれません。
そんな回答をする業者は『なんちゃって構造計算』業者の可能性が高いので要注意。
ということで今日のところはここまで。
ではまた。
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