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2021.10.11
先週、埼玉で震度5強の地震が起こり、大きくニュースで取り上げられていましたね。
大きな地震が起こると地震に対してどこまで強くすれば安心できるのか、質問が来ましたので回答していこうと思います。
これから住宅を建てたいと考えている人で耐震に関して無関心な人はほとんどいないのではないでしょうか。特に愛知、静岡エリアは東南海地震がいつ来ても不思議ではないと数十年前から言われ続けています。
いつ来るかはわかりませんが私たちが生きているうちに起こるのではないかと個人的には思っています。
で、今日の本題の地震に対してどこまで強くすればいいのか、という問いに回答していこうと思います。
この問題が難しく感じるのは、お金をかければかけるほど強い建物をつくることはできるが【耐震工事】という目に見えない部分にお金をかけすぎるのもなんだし、というコストパフォーマンスの問題が絡んでくるからだと思います。
そこでどこに【基準】を置くかが問題になってきます。
ちなみに建築基準法の基準では
『大地震(建物の供用中に一度遭遇するかもしれない程度の地震)に対して(一度だけ)倒壊せず人命が守られること』
と定義されています。
この基準に照らし合わせると
地震後にこの状態の建物は『安全な家』という状態になります。
どこが安全なんだ?
とお怒りの声が聞こえてきそうですが
建築基準法の定義からすれば全く間違っていません。
この建物の1階部分がつぶれずにかろうじて残っています。
かろうじて残ったためこの家の1階にいた人は地震後、生きて屋外に脱出できたことでしょう。ということは上の定義で倒壊せずに人命は守られています。(=安全な家)
という理屈です。
世間一般的にこれを安全な家とは言わないのですが建築基準法からすれば【安全な家】と定義されているのが現実です。
とまあ、相変わらずこういったことを書き出すと長くなるので続きはまた次回。
ちなみに、弊社での耐震性能の確保は、コチラからご確認ください。
では、また。
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