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2021.7.02
毎日のように新聞やニュースで見かけるようになったウッドショック。
建築業界問わず社会問題化し、終息もいまだ見えていないようです。
前回の記事:木材が買えない?!その②
で書いたように、弊社は早くから国産木材の有効活用に取り組んでいたこともあり、現時点でも影響は受けておらず、この先も工事遅延等なく進められそうです。
そんな中、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」さんが、我が社の取組みである【JAPAN WOOD PROJECT】(以下JWP)に興味を持っていただいた様で、昨日急遽zoomで取材を受けました。
キャスターの山口豊さんと画面越しですが、1時間ほど。
だいぶ緊張しましたが、うまく編集してくれるだろう、、、と(笑)
「ウッドショックで注目の国産木材 身近な”宝の山”の課題と可能性」
というタイトルで、7/4(日)に放映されるそうです。
*7/4TV局の方から連絡があり、熱海で大規模土石災害があったため上記の放送は7/11(日)に延期になったそうです。(7/2の記事に追記しております)
JWPは実際にどのような取組なのかと言うと、(先月6/17の会合風景)
拡大するとこんな感じです。
写真は、1本の丸太から梁を取り、側の木をどうやって加工すればロスが少なく、仕上げ材や下地材として使うことができるか?
今加工済みの材料と使用が確定している材料を差し引きし、どの部材をどのぐらい用意しておくか、みたいな形で進捗と計画をすり合わせしている場面です。
元々、外国産材に比べてかなり割高だった国産ヒノキ材ですが、このように1本を無駄なく使い切ることで、(元の)外国産とほぼ変わらない価格になります。(なるように関係者で協力しあい知恵を出し合ってきました)
結果、高品質で美しい木の家を提供することができるのです。
また、今回のウッドショックのような外部環境に左右されることなく、安定した材の供給ができるようになったり、地域で経済が循環することで地域自体が潤うという大きなメリットもあります。
実際にコンセプトハウスに展示してありますが、通常であれば価値の高くない下地材や、価値のないチップになったりする「側材」も元々の丸太材の選定と製材の仕方や知恵で価値のあるモノに生まれ変わります。
実際、50年、60年と長い年月をかけて育ててきた木がチップとなって燃やされるとなれば、林家さんもやる気をなくすのは当然で。。。
我々は、このJWPを通じて本質的な地域循環の取り組みに繋げていく次第です。
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