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2021.2.15
こんにちは。
本日は基礎工事のなかでも多くの工程があるので
配筋工事が始まるまでの工程の説明をしていきたいと思います。
まず基礎工事を始める前に大事なのは建物位置と高さ確認です。
①敷地の境界ポイントを確認して、建物の基準位置の確認をおこないます。
②GL(グランドライン)の設定をします。
グランドラインは設計地盤面の高さとなります。
次に根伐り、地業、転圧の工事をおこなっていきます。
根伐とは建物の基礎を構築するために地盤を掘削することをいいます。基礎は地盤の下に埋めないと基礎の地耐力が得られないことから根伐りをおこないます。
その次は地業を行います。
砂利地業になりますが、根伐りした部分に砕石を100㎜以上敷きます。その砕石を転圧をする工事が次にあります。
土を締めることにより密度が大きくなり安定性がまします。
配筋を設置する際にかぶり厚さを確保するためにサイコロスペーサーを設置します。そのサイコロスペーサーの沈み込みをふさぐために転圧をおこないます。
下記のブロックがサイコロスペーサーです。
その後、防湿シートを敷いて捨てコンクリートを打設します。
それが下記の写真になります。
防湿シートは湿気を避けるためのポリエチレン製のシートです。
厚みは0.1㎜以上とし、床下全面に敷き詰めます。
防湿シートの重ね幅は150㎜以上として、端部は防水テープで処理をします。
万が一破れがある場合は防水テープで処理又は防湿シートの重ね張りをおこないます。
防湿シートが敷きおわったら捨てコンクリートの打設をおこないます。
捨てコンクリートとは基礎下、地面に接するスラブ下に設ける無筋のコンクリートです。
捨てコンクリートの目的としては基礎の墨出しをおこなう為で厚みは50㎜以上とします。
今回は基礎配筋工事前までの工程を説明しました。
次は鉄筋工事について書いていこうとおもいます。