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2020.12.19
本日はエコスマートファイヤーについてご紹介させていただきます。
皆様、エコスマートファイヤーって聞いたことがありますか?
弊社コンセプトハウスにも採用させていただいておりますが、本日はそちらのご紹介をさせていただきます。
こんにちは、山本です。
まず燃料についてです。
エコスマートファイヤーは燃料にバイオエタノールを使用します。
バイオエタノールは、バイオマス(トウモロコシ・サトウキビ等の植物由来の資源)からつくられるアルコールの事で、バイオマスを発酵・蒸留する事でつくられます。石油等の化石燃料のように限りある資源を使う事がない為、枯渇しない「再生可能資源」として注目されている燃料です。
まあ、再生可能資源としてだけではなく非常にエコロジカルな燃料となっています。
バイオエタノールが燃焼すると、二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素は、バイオエタノールの原料となる植物によって吸収され、光合成によって植物を成長させる糧となります。石油等の化石燃料のように有害な物質を排出する事がなく、エネルギーの生成と燃焼を繰り返す事が出来る「カーボンニュートラル(燃焼して発生する二酸化炭素と、原料が吸収する二酸化炭素が同等の量である事)」な燃料なのです。
実は種類も豊富。
壁の中に埋め込むタイプや、置き型、ガラスに囲われているものや、外部用など種類もサイズもいろいろとありますので、使い方に合わせて選べるのもポイントです。
(エコスマートファイヤーHPより写真参照)
弊社の浜松にあるコンセプトハウスで採用しているタイプは、埋め込み型のエコスマートファイヤーとなります。
グレーの架台の部分は造作で作成し、今回はモールテックスという塗り壁材で仕上げていますが、熱に耐えうる素材であれば、タイルなどで仕上げることも可能です。
実は暖房能力も優秀で、種類によって異なりますが、15畳から40畳程度までの空間を温めることが可能です。
また、燃焼により発生した熱量をどれだけ空気の暖気として取り込めるかという指標の熱効率も90%以上となっており、暖気を効率よく室内に取り込むことができます。
さらに、燃焼中に水蒸気が発生するため、冬場の乾燥した時期でも湿度を保ちながら暖を取ることが可能です。
炎を見ると落ち着くと言われていますが、実は科学的にも証明されています。
炎を見るとリラックス効果があり副交感神経が優位に働き、その結果ストレスから解放され、自律神経が整うという実験結果もあります。
科学的な部分も大切ですが、リビングでゆっくりと炎の揺らぎをみながらくつろぐ、こうした暮らし方というのご提案できればと思っています。
いろいろとエコスマートファイヤーの良さをお伝えさせていただきましたが、良く薪ストーブと比較されることがあります。
実際インテリア的な要素や本物の炎の揺らぎが見えたりといった部分は双方ありますが、私自身はエコスマートファイヤーの手軽さだと思います。
燃料という点で考えれば、エタノールも液体で置き場所にも困りません。薪ストーブですと薪の置き場と薪の手配が課題となります。
また、維持を考えると、煙突や換気の規定がない分、維持管理がしやすいです。
私自身、薪ストーブもエコスマートファイヤーもどちらも好きですが、それぞれの良さがありますのでライフスタイルに合わせて、火のある暮らしを楽しんでいただければと思います。
2021/1/23(土)~31(日)より、
静岡県浜松市中区鴨江にて新築完成見学会を開催します。
ご予約制のイベントとなっておりますので詳しくはこちらをご覧ください。
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