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2020.11.28
本日は基礎工事中のT様邸に行ってきました。
基礎の部分は隠れてしまう部分が多ですし、やり直しが難しい部分になるので
検査はとても重要になってきますね。
今回は基礎の立上り部分の配筋・型枠の確認です。
この段階では鉄筋のかぶり厚さの確認や型枠の幅、アンカーやホールダウンの位置等を
確認していきます。
鉄筋のかぶり厚さとはコンクリート面から鉄筋までの最小距離のことになります。
ではなんのためにかぶり厚さを確保するのでしょうか。
簡単にいうと鉄筋を保護する為です。
鉄筋の材質は、鋼(鉄に炭素などを含有させた素材)です。鋼は、雨や空気中に野ざらしにされると、酸化を起こし鉄筋表面に錆が発生します。
錆は非常にもろく、皆さんも経験があるかと思いますが、簡単に剥がれてしまいます。何となく鉄筋が錆びてボロボロになると弱そうって思いますよね。そのイメージは正しいです。構造的に言えば、鉄筋の必要な
断面が欠損する恐れがあり、かぶりを確保することで鉄筋の酸化を防ぎたいわけです。
基礎の部分は4cm以上のかぶり厚さが必要になってきます。
このかぶり厚さが確保されているか確認をしております。
鉄筋に汚れが付いてないか、ベースとの接着面の清掃状況も確認してます。