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2020.11.06
断熱材でセルロースを使っているから壁内結露しないということを聞いたことありませんか?断熱性能が高いから壁内結露しないということを聞いたことありませんか?
ということで今日は壁内結露を防ぐ方法についてです。
内部結露とか壁内結露で検索をかけると閲覧注意的な画像がいっぱい出てきます。
これらは壁の内部で日常的に結露を起こしてその水分でカビが生えたり構造材が腐朽し本来の強度を保つことができなくなっている状態です。
この壁内結露の怖さは目に見えない壁の内部で起こっているため進行していることを認識できず気づいたら手遅れとなってしまうことにあります。
当然家の耐久性に致命的なダメージを与えてしまうことになります。
という非常に怖い壁内結露なんですが発生のメカニズムを知らなかったり結露計算をしたことがない人がいい加減なことを言ってしまうことがあるようです。
例えば上に挙げたような
『断熱材にセルロースを使っているから結露しない』とか
『断熱性能が高いから結露しない』とかがそれにあたります。
どちらも明確に間違いでです。
壁内結露を防ぐのに効果が高いのは【防湿シート】です。
その根拠を結露計算結果で示したいと思います。
この図がアイジー標準の壁内部仕様による結露計算の結果です。
冬季で外気温0度室内温度23度で設定しました。
また断熱性能はUA値0.42と高断熱な仕様です。
セルロース断熱材と内部の石膏ボードの間に防湿シートが入っています。
この状態であればどこにも壁内結露を起こしそうな部位はありません。
次にその防湿シートを取り除いて他は同じ条件で計算した結果です。
セルロース断熱材と外張り断熱材の部分で結露が起こる可能性が高いという結果になりました。
ということで
セルロースを断熱材で使うから結露しないということと断熱性能が高いから結露しないということの両方が明確に否定されました。
セルロースを使っても構造によっては壁内結露は起こってしまうし断熱性能が高くて壁内結露は起こってしまいます。
家の耐久性を高めるには壁内結露を防ぐ構造が分かっているかも非常に重要な要素になります。
ということでその構造を見ることができるイベントがこちら
予約制になっているのでアイジーの家づくりの耐久性の仕組みが見たい人は上のリンク先からご予約ください。
まだ若干の空きがあるようです。
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