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2020.11.05
いろはにほへとちりぬるを…と小学校で習ったことがあるかと思います。
国語が苦手な私でさえも歌えるほどのいろは歌ですが、建築業界ではいろは言葉が使われていることが多いです。
今回はそんないろはについてご紹介したいと思います。
どうして大工さんがいろはの言葉を使用するのか諸説があるかと思いますが、
あいうえおが主流になる前から大工仕事があったため、昔ながらの呼び名が現在でも残っているのではないかなと言われています。
図面に通りのいろは番号と数字が書かれており、それを見ながら組み立てを行っていきます。
柱や土台はプレカットされたものを使用しているので部材ごとにどこの通りの何番なのかが分かるようになっています。
土台伏せと上棟の時にとくに「は通りの5番」などのように声をかけながら進めていきます。
入社当初はいろはにほへと…と頭の中で数えながらどこのことを言っているのか考えながらでしたが最近はだいたいどこら辺のことを言っているのか理解できるようになりました。
その他にも構造金物についてもいろは言葉を使用して耐荷重がいくつまであるのかを示しているものもあります。
このいろは言葉以外にも昔ながらの言葉を多く使用しています。
尺貫法を使用して長さを測っていたり大工用語があったりしますが、現在の言葉より簡潔に事が進むのですごいなと思います。
建築について歴史が深くお寺が好きな方たちがハマる意味が分かる気がします。
それでは!